株式会社バベル

翻訳会社の老舗バベルは、自らのビジネスをすべてインターネット化する「eバベル構想」を推進中である。その構想におけるスカイアーチの役割について、代表取締役社長 湯浅美代子氏に聞いた。

バベルの業態 〜 翻訳を軸に社会価値を創出

バベルの業態について教えてください。
バベルは、「翻訳」を軸にして社会に貢献する会社です。具体的には、翻訳スクール、翻訳請負、翻訳出版、人材派遣・紹介などを行っています。現在は、" e バベル構想"を進めています。翻訳、出版、教育という「アナログ」なイメージの強い事業を、すべてインターネット・ベースで行っていくという構想です。

インターネットに衝撃を受けた

湯浅社長が e バベル構想を持ったのはいつからですか。
構想自体はパソコン通信の時代からありました。そしてインターネットの存在を初めて知ったのが94年頃です。世界中から情報が集められる、検索できる。言いたいことも即座に発信できる。衝撃でした。バベルは絶対にインターネットベースの会社にならなきゃと思いました。ここまではインターネットの「攻め」の魅力です。
「守り」の魅力も大きかったですよ。バベルは当時、郵便を使った通信教育の会社でした。生徒から、翻訳作品を受けとって、それを先生が手書きで添削して、封入して、返信してというアナログの作業。郵便代だけで年間1億円もかかっていました。インターネットを使えば、そのコストがゼロ円になる。そりゃ経営者としては惹かれます。
それからはアメリカに出かけてホスティング会社を見学したり、数百万円かけて自社でサーバを買い込んでWebサイトを立ち上げたり、年間50万人の応募者を管理するためのシステムを開発したり、自力で試行錯誤しました。

表面的な値段で、スカイアーチより安い見積もりを出してくる会社はいくらでもあります。でも、総合的なサービス力、コンサルティング力で、スカイアーチはこれまで常に優っていました。

システム構築は自前主義だった。しかし・・・


バベルの Web サイト。

「自力で試行錯誤した」・・・、システム構築はずっと自前主義だったのですか。
はい、自前主義でした。私は、翻訳会社を経営しているぐらいで、もともと職人気質が強い性格です。できれば、何でも自分でやりたい、自分で作りたい、口も出したいし、手も出したい。だからシステムも自分で作りたかったのです。
でも、何回か失敗するうちに考えが変わりました。ぜんぶ自分で手がけるのは、やっぱり投資対効果が悪い。会社経営への負担があまりに大きい。単なる人月いくらのシステム屋さんとはつきあいたくないけれど、もし専門家としてしっかり特化した会社があるのなら、そういう会社にお手伝いいただいた方が、いいなと考えるようになりました。あまり大企業すぎないホスティング会社の方が良いと思っていました。

ホスティング会社が大企業すぎても良くない、その理由

大企業のホスティング会社では、なぜ良くないのですか。
実は大企業のホスティング会社を使っていた時期もありました。当時、技術力では、自他共に認めるナンバーワンの会社でした。
でもブランドは立派だけど、実際のおつきあいの面では、担当営業の方と表面的な話をするしかなくて、どうしてもかゆいと ころに手が届かないというか、もどかしいというか。私、せっかちですから。会社ごとに、いろいろ考え方はあると思いますが、バベルぐらいの規模の会社で私のような性格の経営者にとっては、営業マンの方ではなくて、相手の社長と直接話せる会社の方が良いですね。

スカイアーチを選んだ理由

スカイアーチを選ばれた理由は何ですか。
スカイアーチでは、江戸社長と直接話せます。そこが私には魅力でした。江戸社長は人柄が良いと思います。私は、事業への情熱はありますが、技術の細かいところはわかりません。江戸社長をはじめとするスカイアーチのみなさんは、そんな私の話を、しっかり聞いてくれて、思いを分かってくれて、それを実際のシステムに形作ってくれます。スカイアーチは、バベルの「インターネット技術担当セクション」です。
スカイアーチを手放しで褒めているわけではありませんよ。システム会社と、なあなあの関係になってはいけないと思っているので、今でも定期的に、他のホスティング会社にも比較見積もりを出してもらっています。表面的な値段で、スカイアーチより安い見積もりを出してくる会社はいくらでもあります。でも、総合的なサービス力、コンサルティング力で、スカイアーチはこれまで常に優っていました。

今後の期待


株式会社バベル 代表取締役社長 湯浅美代子氏

スカイアーチはどんな会社に向いていると思いますか。
成長意欲のある会社に向いていると思います。強いて言うなら、女性社長の会社に特に向いているのじゃないかしら。江戸社長は、ソフトで話しやすい人柄だから。
スカイアーチへの今後の期待をお聞かせください。
バベルは、これからもビジネスのインターネット化を強力に推進していきます。スカイアーチは技術力、企画力、コンサルティング力のあらゆる点で常に進化し続けてほしい。そして、バベルのインターネット部門として、大活躍してほしいと期待しています。企業として、互いに成長していきましょう。

お忙しい中、有り難うございました。

  • 聞き手:村中明彦(株式会社カスタマワイズ)
    取材日: 2007 年 3 月


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