Form Recognizerの概要とメリット


Form Recognizerの概要

Microsoftが提供しているForm Recognizerは、AIをベースにしたドキュメント抽出サービスです。

さまざまな種類のドキュメント資料から文字情報を取得できます。文字情報だけではなくテーブル構造(テキストに関連する行列番号)まで抽出可能です。

特定の資料に対しては、事前に対応モデルが構築されています。具体的には、請求書、レシート、名刺、IDカードなどです。たとえば請求書モデルでは、請求書IDや顧客の詳細、出荷先、合計金額、小計などの情報が抽出されます。

Form Recognizerでは、ユーザーのデータが非公開に保たれ、モデルの改善に使用されることはありません。利用にあたっては、Azure アカウントが必要です。

Form Recognizerの利点

Form Recognizerでは、事前に用意されているモデル以外にも、カスタムモデルを作成できます。5つのサンプルを用意するだけで利用可能です。

たとえば、免許証の情報を抽出できるモデルです。名前や生年月日、住所などの情報を抽出する仕組みを作れます。日本語を認識して抽出させることも可能です。

このようにForm Recognizerを用いれば、アプリにおけるデータ入力を自動化できます。ドキュメントの転記作業を効率化できることでしょう。

▼参考資料

https://azure.microsoft.com/ja-jp/services/cognitive-services/form-recognizer/

>>Microsoft Azure導入に関するご相談はこちらから