NTTグループの純国産クラウドを採用することで、社内導入のハードルが下がり、新サービスの速やかな社内展開が可能になりました。迅速なクラウド導入により、業務の生産性向上に貢献しています。
東亜建設工業株式会社
管理本部 情報システム部 システムグループ グループリーダー 石倉 正英氏(写真中央)
総合建設業(主な事業:海上土木、陸上土木、浚渫・埋立、建築工事の請負、土地の造成・販売、開発、建設コンサルタント)など行う東証一部上場 東亜建設工業株式会社では、サービスの提供にあたりスカイアーチネットワークスの『クラウド運用代行』を採用しました。その経緯とねらいについて、同社情報システム部 石倉氏に詳しく伺いました。
東亜建設工業株式会社
- 所在地:東京都新宿区西新宿3-7-1 新宿パークタワー31階
- 設立:1908年(明治41年)
- 事業概要:総合建設業(海上土木、陸上土木、浚渫・埋立、建築工事の請負、土地の造成・販売、開発、建設コンサルタント)など
- URL:http://www.toa-const.co.jp/
1908年(明治41年)神奈川県鶴見・川崎地先に港湾機能を持つ一大工業用地(後の京浜工業地帯)建設を行うため誕生。日本はもとより世界の港湾整備で活躍。その後時代の要請により陸上での建設事業にも着手し、総合建設業として大きく成長。
そして100年以上にわたって磨き上げた技術は、東京国際(羽田)空港、中部国際空港(セントレア)、本州・四国連絡橋、東京湾横断道路などさまざまなプロジェクトで貢献。
導入ポイント
- サーバー移設にあたり、インフラとしてBizホスティング『Cloudn』を採用
- スカイアーチネットワークスのパブリッククラウドに関する提案力の高さを評価
- 『Cloudn』に移行したことで、海外との連携のスピードアップを実現
利用状況
インフラとしてBizホスティング『Cloudn』とともにクラウド運用代行を採用
マネージドサービスの利用状況を教えてください。
当社には、海外拠点も含めて全体で約1800名の従業員がいます。社内外との大きなファイルの受け渡しや、機密情報の受け渡しをする際にインターネットファイルサーバーを利用しています。そのサーバーインフラとしてNTTコミュニケーションズ株式会社が提供するパブリッククラウドサービスBizホスティング『Cloudn』を利用しています。スカイアーチネットワークスには24時間365日体制で『Cloudn』環境の運用・保守をお願いしています。
選定理由
スカイアーチネットワークスのパブリッククラウドに関する提案力の高さを評価
Bizホスティング 『Cloudn』を採用した経緯について教えてください。
もともと、スカイアーチのホスティングサービスを利用していましたが、使用量が増えてきたということで、クラウドへのリプレイスの提案をいただきました。利用していたファイルサーバーの仕様上、ファイルの時限設定で、サーバー上にデータが残らないので、クラウドがいいだろうという判断で決めました。
インフラ選定については、当時AWSを提案されていたら、正直、「大丈夫かな」って思ったと思います。最近では、事例も増えていますが、単純に純国産でNTTコミュニケーションズの『Cloudn』が受け入れやすかったです。サーバーの位置、置いてある場所が分かるということもポイントで、NTTグループの純国産クラウドを採用することで、社内導入のハードルが下がり、速やかな新サービスの社内展開が可能になりました。迅速なクラウド導入により、業務の生産性向上に貢献しています。
導入効果
海外との連携のスピードアップを実現
リプレイス後の効果
リプレイスしてから、トラブルがまったく無くなりました。ファイルの受け渡しのスピードが体感的に軽快になりました。特に海外だと顕著に表れます。シンガポールと国内との連携もスムーズになりました。また、きめ細やかでスピーディなスカイアーチのサポートも高く評価しています。
今後の展望
今あるものを変えずにIaaSのメリットをシンプルに利用していきたい
今後の展望についてお聞かせください。
弊社では、上モノのアプリケーションは変えずに、クラウドを純粋なインフラとして使っていきたいと考えています。歴史のある会社は、スクラッチで作っていたり、クラウドのメリットをなかなか享受しにくいのが現状です。最近だと、会計システムを変える際にクラウドを検討しましたが、サブシステムとの連携でスクラッチせざるを得ないため、クラウドを見据えてVMに乗せることにしました。今あるものを変えずにIaaSのメリットをシンプルに利用していきたいと考えています。
- 取材日:2015年6月
- 記載の担当部署は、取材時の組織名です。