スカイアーチにサーバー管理をお願いして10年、「迅速」「的確」「親切」な対応で助かっています。
株式会社VSN
経営イノベーション本部 Communication&Brandingグループ
コミュニケーション・プロデューサー
小川 高弘氏(写真右)

技術者派遣業界において新たな取り組み「バリューチェーン・イノベーター※」サービスの提供で注目されている株式会社VSN様は、世界60を超える国と地域で事業展開する総合人材サービス企業・アデコグループとして、IT・情報システム、メカトロニクス・エレクトロニクス、バイオ・ケミストリー分野におけるエンジニア派遣事業、開発請負、および有料職業紹介事業を行っています。
弊社『マネージドサービス』と『アマゾン ウェブ サービス(AWS)』を導入いただいています。その経緯と効果について、同社経営イノベーション本部の小川 高弘氏(写真右)にお話を伺いしました。
- バリューチェーン・イノベーターとは
単なる派遣サービスでもコンサルティングサービスでもないVSN独自のサービスで、エンジニアを派遣することにより、技術提供だけにとどまらず、お客様も気付いていない事業課題を主体的に発見・共に解決することでお客様の企業価値向上に深く貫献しています。
http://www.vsn.co.jp/outsource/vi.html
株式会社VSN
- 所在地:東京都港区芝浦3丁目4番1号 グランパークタワー3F
- 設立:2004年2月10日
- 資本金:10億63百万円
- 事業概要:IT・情報システム、メカトロニクス・エレクトロニクス、バイオ・ケミストリー分野におけるエンジニア派遣事業、開発請負、および有料職業紹介事業
- URL:http://www.vsn.co.jp/
導入ポイント
- ホスティングからクラウドへ、時代とニーズに合わせた選択
- ミニマムスタートできるAWSをインフラとして採用
- セキュリティ対策として「総合サーバーセキュリティDeepSecurity」を採用
利用状況
コーポレートサイトと人財採用サイトをAWSで運用
『マネージドサービス』の利用のきっかけを教えてください。
もともとはスカイアーチ社のホスティングサービスを活用していましたが、2006年に構築した社員用のコミュニティーサイトがきっかけとなりました。当社は日本全国各地に社員が就業しているため、社員同士のつながりが希薄であることが課題でした。その解決策としてコミュニティーサイトの構築と、それに合わせてコーポレートサイトのリニューアルを行うことになりました。その際、パートナー会社に勧めていただいたのがスカイアーチでした。その後、サーバー機器の老朽化に伴い、AWSへの移行をご提案いただき、今では、弊社のコーポレートサイトと採用サイトをAWS上で運用していただいています。
運用しているシステムについて教えてください。
コーポレートサイトは、これまで潜在顧客への認知度を上げることを目的としていましたが、一般認知も向上させるために現在は露出の数を拡大させています。メディアへ露出することでそこからの流入が増加するため、コーポレートサイトは重要な情報発信の場となっています。
また、採用サイトについても、求職者への情報発信に力を入れています。PV数も上がっており、こちらも重要なコンテンツです。
選定理由
ホスティング時代は珍しかったマネージドサービス、クラウドへ移った今も無くてはならない存在
スカイアーチを選んだ理由は何だったのでしょうか。
業者選定の際には、3社程で比較したのですが、スカイアーチに決めた理由は「マネージドサービス」「サーバースペック」「予算」の3つでした。
コミュニティーサイトでは、議事録やPDF等のファイルをアップロードをしたいと考えており、サーバーの選定では大容量であることが前提でした。当時はスカイアーチの他に大容量なホスティングサービスを安価に提供している会社がほぼありませんでした。また、当時は珍しかったマネージドサービスが提供されていたことも大きな理由です。
AWSを選んだ理由は何だったのでしょうか。
リプレイスを検討する際に、機器老朽化の心配がないだけでなく、今後のメディアへの露出等により、WEBページへのアクセスが急激に増えてもすぐにサーバースペックを上げることができる点に魅力を感じ、クラウドサービスを探していました。他のクラウドサービスも検討しましたが、スカイアーチが得意という点がAWSを導入するにいたった一番の理由です。
また、クラウドを利用する上で、懸念事項にあがるセキュリティの問題については、メールシステムや社内ポータルでクラウドサービスを導入していたため、クラウド環境でデータを保有することに対する不安はありませんでした。むしろ、クラウドの方が安全だという考えです。
「総合サーバーセキュリティ DeepSecurity」採用いただいた理由を教えてください。
クラウドの採用に積極的ではありましたが、一方で、昨今取りざたされている情報漏洩や不正アクセス事件など、セキュリティ関連のニュースが数多く取り上げられるようになり、ITインフラにおけるセキュリティ対策については最重要課題として取り組んでいます。万全の対策を施しても、絶対に攻撃を受けない、ということはあり得ませんので万一、受けてしまった際にどのように対応ができるのか、ということが大事だと考えています。たとえば、Webサイトの改ざんでは、ファイルの置き換えにいち早く気付くことができるということが重要です。そのような課題認識から、クラウドへのリプレイスを機に、セキュリティ対策の取り組みの1つとして、「DeepSecurity」を採用いたしました。
導入効果について
「コスト」と「専門性」という2つのメリット
「マネージドサービス」導入後の効果について教えてください。
WEBサイトは、365日・24時間稼働していることが当たり前ですが、社内に常時WEBサイトの管理者を用意することは難しく、新たに専任の人を雇うことを考えると、コスト面や、復旧作業やセキュリティパッチの適応などといった専門性も必要であり、マネージドサービスを利用して助かっています。
AWSの導入後の効果について教えてください。
オンプレからクラウドへ移行して、ほぼ同じように利用できますし、特にホスティングからクラウドに移行する場合は全く同じ感覚で利用できることが良いと思います。
今後の展開
広報活動の活発化に伴い、WEBの重要性も高まる
今後の展開についてお聞かせください。
エンタープライズでのクラウド活用も現在、検討しており今期後半に検証を進めたいと考えています。2015年はWEBコンテンツを充実させてきましたが2016年はさらにそれを拡大させていきます。広報・PR活動をする上で、WEBは最も重要なコンテンツですので、引き続き、スカイアーチのサービスが寄与してくれればと思っています。
要望・期待
スカイアーチへの要望や期待があればお聞かせください。
契約から10年、いつも迅速な対応と的確な回答をいただき、親切に相談にものっていただけるので、大変助かっています。当社の認知度向上に向けて、これからもさまざまな面でご協力いただければと思います。
- 取材日:2016年1月
- 記載の担当部署は、取材時の組織名です。