[AWS re:Invent 2014]AWS Configを使ってみた

弊社からも数人参加しているAWS re:Invent 2014ですが、続々とサービスの発表がされており現地は活気にあふれているようですね!
そんな中で発表されたサービスの一つで、AWS Configを使ってみましたのでレポートします。

AWS configは、AWS上にある構成アイテムのリソース変更状況(作成・削除・プロパティ変更)をS3上にログとして記録、リソースの構成変更履歴を時系列で参照することができます。
システムの運用において必須の構成管理を提供してくれるサービスです。
現状はリミテッドプレビュー版でUS East(us-east1)リージョンのみでの提供ですが、将来的には全リージョンで提供される予定のようです。

それでは早速有効化して使ってみましょう。

・AWS Config有効化

まずはリージョンをUS East(us-east1)に変更してAWS Configアイコンを選択します。

AWSconfig1

 

次にログを保存するS3設定、AWS Configが各サービスにアクセスするためのIAM設定をポチポチっと設定します。

AWSconfig2 AWSconfig3

これにて設定完了です。
標準設定であれば、およそ5~6クリック程で完了してしまいます。簡単ですね。

 

次にAWS Configを使って実際に構成アイテムの変更履歴を確認してみます。

・変更確認

AWS Config用に作成したEC2インスタンスを例に見て行きましょう。

インスタンスIDを入力して進みます。

AWSconfig4

 

以下のように時間帯毎のEC2インスタンス情報を確認することが出来ます。

AWSconfig5

 

設定変更履歴も確認することが出来ます。

AWSconfig6

 

変更ログはS3上に構成アイテム毎に保存されていました。

s3

 

変更はリアルタイムではないようで、変更後数十分後に変更内容がAWS configに反映されていました。

AWSconfig7
AWSconfig8

 

任意のタイミングでAWS Configも停止することが可能です。

AWSconfig9
AWSconfig10

最後に

マネジメントコンソール上でも意外に詳細な情報を取得出来るようでした。
既にAPNの企業からAWS Configのツールが提供されはじめているようです。
システム運用に必須ともいえる構成管理がAWS上から提供されることで、構成管理の自動化等、運用改善の幅が広がりそうですね。

2 件のコメント

  • 早速ブログの記事にされていて日本の方々は素晴らしいです。
    でConfigについて素人的な質問で申し訳ないのですが、ここで管理できる情報ってCloudTrailでとれるAPIログとは別なのでしょうか?情報としては同じでもあくまで構成管理という観点で別ログとして纏まってるイメージなのですかね?

  • Y.Sugitaさん

    こんにちは、コメントありがとうございます。

    両者共にJson形式でS3にログを保存するところまでは一緒だとは思いますが、CloudTrailはAPI操作をログとして保存するだけに対し、AWS Configは構成アイテムの状態遷移を時系列毎に確認することが出来ますので、構成管理や履歴管理に向いたサービスと言えそうですね。

    細かい点までは確認が出来ていませんので、時間を見つけて記事のネタにしたいと思います。
    良い質問をありがとうございました。

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