使用頻度の高い監視コマンド

明けましておめでとうございます!
12月から入社した宮木です。

突然ですが、12月中旬にLPIC2の201試験に合格したのでそれに関連する
コマンドを紹介したいと思います。
その中でも特に監視に関係したコマンドを挙げてみます。

ちなみにLPIC2とは・・・
・Linuxの応用的なシステム管理やサーバ構築ができるために必要な知識を問う資格
・前提としてLPIC1の取得が必要 ※LPIC1ではLinuxの基本操作が問われる
・Apache、DNS、Postfixなどのミドルウェアに関する知識が問われる
・201試験と202試験の両方に合格されると認定される

ps

・起動しているべきプロセスが起動しているか確認可能
・プロセスの起動時刻から意図しない起動が行われていないかの確認が可能
・プロセスごとのCPU、メモリの使用率の確認が可能

vmstat

・メモリの使用量、swap使用の有無、ディスクI/O、CPUの使用率の確認が可能
・システムのボトルネックの発見に役立つ
※1行目にはシステムが起動してからの統計情報が表示されるので注意

top

・ロードアベレージ、メモリ使用量など比較的リソース監視に関する情報をなんでも出力してくれる
・個人的に便利だと思うのは負荷の高いプロセスの並び替えができること
・1キーを押下することでCPUのコアごとのCPU使用量の確認が可能
・使用しているCPU番号の確認も可能

free

・物理メモリの空き容量の確認に使用するコマンド
正確なメモリの空き容量を確認する際は“-/+ buffers/cache”のfree列を確認する

df

・ディスクの使用量を確認するコマンド
・オプションで-hを利用するとディスクの使用量を見やすい単位に変換してくれる

w

・サーバの起動してからの時間、ログイン中のユーザ数の確認が可能
・ログイン直後に入力しておくと作業中のユーザがいるか確認可能
・不正アクセスユーザ、作業中ユーザの確認を行う

netstat

・どのプロセスが通信しているか確認する
・どこと通信しているか確認する
・待ち受けポート、プロトコルの確認

uptime

・サーバが起動してからの時間を表示する
・障害発生時などに打ってみるとサーバ落ちているかの確認が取れる

lsof

・プロセスが開いているファイルを確認する
・ファイルが消えない時などに入力してみるとよいコマンド

iostat

・ストレージデバイスの読み書きを計測するコマンド
・1行目はシステム起動時からの統計情報なので注意
・CPUごとの処理状況を表示する

mpstat

・CPUの使用率をCPU番号ごとに表示することができる
・コアごとの処理の偏りを計測することが可能(-P ALLオプションが必要)

現在202取得に向けて勉強中なので
次回はBIND、Apache、Postfixあたりの構築についての記事をあげたいと思います。

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