「Amazon Qで従業員にジェネレーティブAIの力を」 セッションを受講しました

概要

re:Invent2023での目玉サービス Amazon Qのセッションが非常に人気でしたが運よく夕方〜夜のセッションを受講できましたので所感を交えてまとめます。

Amazon Q製品紹介
https://aws.amazon.com/jp/q/

そもそもAmazon Qがあちこちに(既存サービスとの統合でこれからも続々)登場しますが、上記リンク先にまとめられていますね。

  • Your Business
    自分達のビジネスに合わせてカスタマイズ(データ取り込み等で学習)でき、コネクタを用いてサードパーティ製品と連携しコンテンツ生成・アクション等を実行できる
  • Building on AWS
    AWS Well-Architected Framework のパターン、ベストプラクティス、ドキュメント、ソリューション実装のエキスパートで、マネコンやIDE等からアクセス可能
  • Amazon Quicksight
    QuickSight統合でビジネスアナリストやビジネスユーザーの生産性を向上
  • Amazon Connect
    Connect統合で顧客により良いサービスを提供するためにエージェントが取るべき行動を自動的に推奨
  • AWS Supply Chain
    サプライチェーンで何が起きているのか、なぜ起きているのか、どのような行動を取るべきかについて質問し、インテリジェントな回答を得ることができる(近日公開予定)

AWS Glue統合も発表されましたが、上記リストには未掲載ですね。

Troubleshoot console errors with Amazon Q こちらも今後が楽しみ
https://docs.aws.amazon.com/amazonq/latest/aws-builder-use-ug/troubleshoot-console-errors.html

セッション

参加してきたセッションは下記となります。
AIM240 – Bring the power of generative AI to your employees with Amazon Q

従業員の様々な業務及び生成系AIで一人あたり毎日、2時間の時間を節約できる可能性がある (マッキンゼー資料から引用との事)

マッキンゼーの資料はこの辺りと思われます。

https://www.mckinsey.com/capabilities/mckinsey-digital/our-insights/the-economic-potential-of-generative-ai-the-next-productivity-frontier

Current generative AI and other technologies have the potential to automate work activities that absorb 60 to 70 percent of employees’ time today.

The acceleration in the potential for technical automation is largely due to generative AI’s increased ability to understand natural language, which is required for work activities that account for 25 percent of total work time.

KeyFeature(s)

Amazon Q の Your Business 領域(機能)について

全体像
対話型QA
  • エンタープライズデータを元に信頼された回答の作成
  • 参照ソース提示
ファイルアップロード、サマライズ・ドキュメントへの質問・解析
ビルドインコネクターを通じてのアクション実行

JIRAチケット作成、デモパートでSlack連携等がありました
コネクタ一覧はまだ見つけられませんでしたが、Amazon S3, Dropbox, Confluence, Google Drive, Microsoft 365, Salesforce, ServiceNow, and Zendesk..とプレスリリースに記載がありました。(KendraのNativeコネクタと似たラインナップですね、サードパーティ提供コネクタで続々増えそうなイメージ)

https://press.aboutamazon.com/2023/11/aws-announces-amazon-q-to-reimagine-the-future-of-work

安全性・セキュリティについて

ユーザの権限に応じたセキュリティ設定、pre-buildされた有害なデータ用ガードレール適用・禁止ワード設定、トピックに応じ4つのレイヤーでのガードレール設定と、設定可能なオプションが豊富に見受けられました。

セッション内デモについて

Slack連携にてAmazon Qにメンションを付けアーキテクチャについて質問をすると即座に返答が返ってきます。

所感

様々なアプリケーション、クラウドでGenAI一色な印象ですが、AWSがCodeWhispererでの開発者支援から本格的に全てのBuilder、運用時のトラブルシューティング支援と裾野が広がっており
言語対応、費用面(Amazon Qだと per Personで 20$〜) と検討すべき点はありますが、進化がとても楽しみなサービスと感じました!
https://aws.amazon.com/jp/q/pricing/

セッション動画

投稿者プロフィール

takashi
Japan AWS Ambassadors 2023-
開発会社での ASP型WEBサービス企画 / 開発 / サーバ運用 を経て
2010年よりスカイアーチネットワークスに在籍しております

機械化/効率化/システム構築を軸に人に喜んで頂ける物作りが大好きです。

ABOUTこの記事をかいた人

Japan AWS Ambassadors 2023- 開発会社での ASP型WEBサービス企画 / 開発 / サーバ運用 を経て 2010年よりスカイアーチネットワークスに在籍しております 機械化/効率化/システム構築を軸に人に喜んで頂ける物作りが大好きです。