非エンジニアがAWS Summit Tokyo 2017へ参加してみた セッション参加編~Part4-1~

この記事は公開されてから半年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

こんにちは。
AWS Summit 2017シリーズ最終回です。
Summitが開催されてずいぶん時間がたってしまったのですが、学ぶことが多く、皆様に知っていただきたい!!と思い投稿致しました。

今回もセッション内容がボリューミーなので2部作でお送りしたいと思います。

前回同様、自分のメモを参考としたので、細かな内容やニュアンスが異なる部分もあるかもしれませんが、ご了承下さい。

セッション紹介

セッション名
「AWS のストレージサービス入門」

本セッションの狙い
1.数あるAWSサービスの中で、ストレージサービス(データ保存の目的)を知り、特徴を理解する
2.検討するシステム要件に対して、どのストレージサービスが合いそうか取捨選択できるようにする

AWSクラウドストレージの特徴

・設置、電源、空調の準備、といった概念がない
・コントローラ概念なし
・RAIDも考えなくていい
・初期投資不要
・サイジングからの解放
・やり直ししやすい
・データ保護もしやすい
・監視もしやすい

 

AWSストレージ関連サービス

格納ストレージの分類

ブロックストレージ

主にSCSI(ないしは類するプロトコル)にて、ブロックの集合体をデバイスとしてOSに提供するデータの倉庫

 

ファイルストレージ

主にNFS/SMB(なしいは類するプロトコル)にて、ファイルシステム上のファイルを格納するデータの倉庫

 

 

オブジェクトストレージ

オブジェクト、それに付随するメタデータ、そのオブジェクトにアクセスするためのユニークなIDで構成されるデータの倉庫(Key Value Store)

 

Amazon Elastic Block Storage(EBS)

Amazon Elastic Block Store(EBS)とは…
AWSクラウド内でAmazon EC2インスタンスと組み合わせて使用できる、永続的なブロックストレージボリューム

EC2ストレージとの使い分け

・Amazon EC2 インスタンスストア
EC2と不可分
EC2をTerminate(終了)するとクリアされる
Terminate前に必要なデータを逃す(保存する)必要がある
性能・容量はインスタンスタイプごとに規定
→主に性能重視した一時領域

・Amazon Elastic Block Store(EBS)
EC2とは独立管理
EC2をTerminate(終了)してもEBSは保持可能
Volumeごと性能・容量定義可能
Snapshotを取得しS3で保護可能
→きっちり保管しつつ、I/Oを行うことを重視

Amazon EBS ユースケースから見る選択肢

・汎用SSD(gp2)
ほとんどのワークロードに推奨される
システムのブートボリューム
仮想デスクトップ
低レイテンシーのインタラクティブなアプリケーション
開発・テスト環境

・プロビジョンドIOPS SSD(io1)
持続的なIOPSパフォーマンスを要するビジネスアプリケーションや大規模なデータベースワークロード
MongoDB,Cassandra,Microsoft SQL Server,MySQL,PostgreSQL,Oracle
目安10,000 IOPS以上

・スループット最適化HDD(st1)
低コストで安定した高速スループットを必要とする用途
ストリーミング処理
ビッグデータ
データウェアハウス
ログ処理
ブートボリュームには使用できない

・Cold HDD(sc1)
アクセス頻度の低い大容量データ用スループット指向ストレージ
低いコストが重視されるシナリオ
ニア・アーカイブ
ログ蓄積
ブートボリュームには使用できない

ブートボリュームとは…
ストレージボリュームは機能ごとにパーティションされ、その中のOSが入っているボリュームのこと

サイズやタイプの変更が可能

 

Elastic Volume
アタッチ済みのEBSの大きさ拡張、タイプの変更、IOPS値変更(io1、Provisioned IOPSの場合)することが出来る

例1
急に、ランダムなアクセスが行われると思われるI/O要件になりそうなので、HDDタイプからSSDタイプに変更する。

例2
そのボリュームの使用頻度が低くなったので、SSDタイプのEBSをHDDタイプに変更する

例3
容量が足らなくなったので、ボリュームサイズを大きくする

高性能なストレージに変更することで、ホスト側の大域が課題となる場合は、ホスト側に「EBS最適化インスタンス」を選択することも重要

 

EBSデータ保護

EBSスナップショット
・EBSの1操作としてSnapshotを作成でき、取得したsnapshotがS3に保存される
(S3での管理操作ではないので、バケットからは見えない)

・Snapshotバックアップから、EBSボリュームを作成可能

・EC2におけるOSルート領域の「イメージの作成」は、この応用でマイAMI(Amazon Machine Image)として活用できる

 

 

EBSの暗号化
・ボリューム内の保存データ、およびボリュームとインスタンス間で移動するデータが暗号化される

・AWS Key Management Serviceと連携した鍵管理

・I/Oには全て透過的でスナップショットも暗号化される

 

Amazon Simple Storage Service(S3)

Amazon Simple Storage Service(S3)とは…
ユーザがデータを安全に、どこからでも、容量制限なく、保存が可能なWeb時代のオブジェクトストレージ

 

Amazon S3 特徴

・容量無制限
・高い耐久性(99.999999999%)
・安価なストレージ
→容量単価:月額1GB/約3円
・スケーラブルで安定した性能
→データ容量に依存しない性能(ユーザが、サーバ台数、媒体本数やRAID、RAIDコントローラを考える必要がない)

 

Amazon S3データ配置

Amazon S3 用語

 

・オブジェクトはバケット内にフラットに格納される
・キーパスの指定でフォルダ階層のように表示も可能
マネジメントコンソールでは「/」を区切り記号として、フォルダ構造を表現する
・例)video/sample.mp4の「video/」の部分をプレフィックスという


ここで前半部分終了です。

前半部分だけでもお伝えしたいことがたくさんあり、思った以上にボリューミーになってしまいました。

後半の部はこちらをご覧下さい。

非エンジニアがAWS Summit Tokyo 2017へ参加してみた セッション参加編~Part4-2~

最後に技術的な事で悩んだら、ぜひサバカンblogへ! 新しい発見があると思います

最後までお読みいただきましてありがとうございました。
それでは後半スタート!

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