AWS Migration Hub を使ってみた

はじめに

AWS Migration Hub についてまとめてみました。メモ程度の情報ですのでご参考までに。

AWS Migration Hubとは

https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/migrationhub/latest/ug/whatishub.html

AWS Migration Hub を使用すると、1 か所で既存のサーバーを検出し、移行を計画して、各アプリケーションの移行ステータスを追跡できます。AWS Migration Hub は、アプリケーションポートフォリオを可視化し、計画と追跡を簡素化します。使用している移行ツールに関係なく、移行する各アプリケーションを構成するサーバーとデータベースのステータスを確認できます。

AWS Migration Hub では、移行をすぐに開始し、移行中にサーバーをグループ化するか、最初にサーバーを検出してからアプリケーションにグループ化するかを選択できます。どちらの方法でも、アプリケーション内の各サーバーを移行し、AWS Migration Hub の各ツールから進行状況を追跡できます。ネイティブの AWS のサービス AWS Database Migration Service、AWS Server Migration Service、および CloudEndure 移行、およびパートナーツールの ATADATA ATAmotion および RiverMeadow 移行 SaaS からの移行をサポートします。

AWS Migration Hubの特徴

https://aws.amazon.com/jp/migration-hub/features/?nc=sn&loc=2

• オンプレミス サーバーの詳細情報を特定もしくはインポート
• 移行計画の策定
• 戦略レコメンデーション
• オーケストレーター
• 移行のためのシンプルで直観的なダッシュボード
• 増分アプリケーションのリファクタリング
• 複数リージョンでの移行

導入手順

Migration Hub コンソールにサインインし、ホームリージョンを選択します

1. AWSアカウントから、AWS Management Consoleにサインインし、https://console.aws.amazon.com/migrationhub/ で Migration Hub コンソールコンソールを開きます。

2. Migration Hub コンソールのナビゲーションペインで、[設定] を選択し、ホームリージョンを選択します。
   

利用方法

利用方法は2つあります。

• 検出を実行してから移行する
• 検出を実行せずに移行する

検出を実行してから移行する

移行を追跡するためにサーバーとアプリケーションに関するデータを AWS Migration Hub コンソールに取得するには、Migration Hub インポート、AWS Agentless Discovery Connector、および AWS Application Discovery Agent の 3 つの方法があります。

• Migration Hub インポート – Migration Hub では、オンプレミスのサーバーおよびアプリケーションに関する情報（例: サーバーの仕様および使用状況のデータ）を Migration Hub にインポートできます。このデータを使用して、アプリケーション移行のステータスを追跡することもできます。詳細については、Application Discovery Service ユーザーガイド の「Migration Hub インポート」を参照してください。

• AWS Agentless Discovery Connector – 検出コネクタ は、VMware 仮想マシン (VM) に関する情報のみを収集できる VMware アプライアンスです。Open Virtualization Archive (OVA) ファイルを使用して VMware vCenter Server 環境に VM として Discovery Connector をインストールします。 を使用すると、初期オンプレミスのインフラストラクチャ評価に必要な時間を最小限に抑えることができます。詳細については、Application Discovery Service ユーザーガイド の「AWS Agentless Discovery Connector」を参照してください。

• AWS Application Discovery Agent – 検出エージェント は、システム構成、システムパフォーマンス、実行中のプロセス、およびシステム間のネットワーク接続の詳細をキャプチャするために、オンプレミスのサーバーと VM にインストールする AWS ソフトウェアです。エージェントは、ほとんどの Linux および Windows オペレーティングシステムをサポートし、オンプレミスの物理サーバー、Amazon EC2 インスタンス、仮想マシンにデプロイできます。詳細については、Application Discovery Service ユーザーガイド の「AWS Application Discovery Agent」を参照してください。

AWS Application Discovery Agentについては、AWS Application Discovery Serviceのエージェント導入手順を確認ください。

フェーズ 1: 検出

検出フェーズには、次のステップがあります。

• 検出ステップ 1: AWS 検出ツールを選択してデプロイする

• 検出ステップ 2: View Discovered Servers

• 検出ステップ 3: サーバーをアプリケーションとしてグループ化する

フェーズ 2: 移行

• 移行ステップ 1: Migration Hub に移行ツールを接続する

• 移行ステップ 2: 接続された移行ツールを使用して移行する

フェーズ 3: 追跡

• 追跡ステップ 1: 移行のステータスを追跡する

検出を実行せずに移行する

AWS 検出ツールで検出を実行せずに、統合 AWS 移行ツールまたは統合パートナーの移行ツールを直接使用して、移行を開始するワークフローを示します。移行は、これらの統合移行ツールを使用して移行ハブ外で行われます。

フェーズ 1: 移行

• 移行ステップ 1: Migration Hub に移行ツールを接続する

• 移行ステップ 2: 接続された移行ツールを使用して移行する

• 移行ステップ 3: サーバーをアプリケーションとしてグループ化する

フェーズ 2: 追跡

• 追跡ステップ 1: 移行のステータスを追跡する

まとめ

オンプレミスからエクスポートした情報をMigrationHubへインポートし、移行ツールと連携させる事で、移行状況をトラッキングする事ができます。EC2 インスタンスのレコメンデーション機能についてはインポートテンプレートのCSVに移行元の情報を記載してあげる事で、AWSへ移行した時の最適なインスタンスタイプなどを出してくれるので部分的な機能として利用するのも良いかと思います。