Commerce Cloudとは?機能と特徴を解説


コロナ禍の巣篭もり需要の拡大があり、EC市場は拡大の一途をたどっています。また、店舗販売のみだった企業がEC市場に参入するなど、EC市場は盛り上がりを見せています。そんな中、世界最大のCRM/SFAサービスを展開しているセールスフォース・ドットコムの「Commerce Cloud」が注目を集めています。この記事では、Commerce Cloudの機能や特徴について解説します。

Commerce Cloudとは

まずはCommerce Cloudについて解説します。Commerce Cloudはセールスフォース・ドットコムが提供する企業向けのクラウド型Eコマースプラットフォームです。CRM(Customer Relation Management:顧客管理)と連携し、Webサイト、スマートフォン、ソーシャルなどを通じて顧客一人ひとりに最適なカスタマーエクスペリエンスを提供します。スターバックス、アディダス、ユニクロなどグローバル展開を行なっている企業を中心に、世界の2,000以上のサイトで導入されています。

Commerce Cloudの機能

ここではCommerce Cloudの機能を紹介します。Commerce Cloudには主に以下の3つの機能があります。Salesforce B2C CommerceSalesforce B2C Commerceは個人顧客向けのEコマースプラットフォームです。発注情報、在庫管理情報などがリアルタイムに反映されるため、常に最新の情報を店舗や顧客に提供できます。また、AI(人工知能)サービス「Einstein」を活用したレコメンド機能などもあります。Salesforce B2B CommerceSalesforce B2C Commerceは法人顧客向けのEコマースプラットフォームです。カスタムカタログの提供、顧客セグメント別の交渉済み/契約価格機能など、BtoB向けに特化した機能が用意されています。また、Sales Cloudと連携することでCRMデータとして統合できるため、注文履歴に基づいた提案や、新たな商談につなげることができます。Commerce Cloud Endless AisleCommerce Cloud Endless Aisleは店舗とECサイト間で在庫情報を共有できる機能です。「オンラインサイトでは在庫切れだが、店舗には在庫がある」などの情報をリアルタイムで把握できるため、販売機会の損失を防ぐことができます。

Commerce Cloudの特徴

ここではCommerce Cloudの特徴を紹介します。Commerce Cloudには以下の特徴があります。販売チャネルの統合Webサイト、ソーシャル、モバイル、店舗などの販売チャネルの統合を実現できます。例えば、あらゆる店舗の商品をWebサイトやモバイルで購入できるなどです。また、在庫管理、顧客注文履歴、商品プロモーションなど、店舗とデジタルチャネル間で共通で管理することができます。最先端のデジタルコマースプラットフォームの提供最先端のデジタルコマースプラットフォームの提供もCommerce Cloudの特徴です。例えば、Apple Payによるワンタッチ決済などです。また、レコメンデーション機能の提供など、AIを活用したサービスも実現できます。

まとめ

この記事では、Commerce Cloudの特徴について解説しました。Commerce Cloudはセールスフォース・ドットコムが提供する企業向けのクラウド型Eコマースプラットフォームです。グローバル企業を中心に、世界の2,000以上のサイトで導入されています。Apple PayやAIによるレコメンド機能など、最先端のデジタルコマースプラットフォームを提供します。DX(デジタルトランスフォーメーション)の進展が著しいEC市場では、最先端のデジタルコマースプラットフォームが不可欠です。是非、Commerce Cloudを検討してみてください。