【検証】R420を使ったRAID別性能テスト

どうも皆さんこんちにはー、sasです。

2015年最初のBlog投稿となりますー、二ヶ月間も音沙汰なしでどうもすみません。

今回はDELL R420を使ったRAID性能テストを行ってみました。今回使用したサーバはこちらです。

ハード構成は以下のとおり。

CPU:HexaCore Xeon 1.90GHz×1
HDD:SATA 500GB SATAⅠ/3Gbps 4本 (DELL純正)
SAS Array:PERC H710
Write Policy:Write Back
Stripe Element Size:64KB
Read Policy:Adaptive R

OS:Windows 10 Enterprise Technical Preview

ベンチマークツール:CrystalDiskMark

R420でWindows10が正しく動作出来るか確認してみたかったのでこのOS選択。

RAIDは1,5,6,10で読み書きモードはRandom、データ容量は50MB~4GBで測定。

以下、測定結果。

50MB 100MB

読み書きランダムモードで容量は50MB,100MB。この時点では5つのRAIDの読み書き性能に差はなく殆どが同値。

 

500MB

500MBになった途端、読込と書込の速度にはっきりとした性能差が現れてきました。
Seq(シーケンシャル)の読込性能で最高値はRAID5の659MB、次いでRAID10が612MBを記録。最低値を出したのはRAID1の247MBでした。書込もRAID5が357MBでRAID10が255MB、僅差でRAID6が247MBでした。512Kの書込性能はRAID10が255MBと他よりも目立って数値が高い結果でした。4Kと4KQD32にいたっては性能差が殆どありません。

 

1GB

データ容量が1GBになると500MBとくらべてややグラフの波が穏やかになってきてます。Seq読込性能では最高値がRAID5の420MB、二位がRAID10で323MB。書込もRAID5が328MBとトップ、次いでRAID10が二位かと思いきやRAID6が264MBでRAID10が254MBで僅差で順位が入れ替わりました。最低値はやはりRAID1で読込162MB、書込117MBでした。512Kになると読込に目立った差はありませんが書込ではRAID10が210MBと他を100MB以上差をつける圧倒的な性能差を出しました。

 

2GB 4GB

データ容量2GBと4GB共にSeqの読書性能はRAID5が圧勝。RAID5の書込は328MB(1GB)→367MB(2GB)→390MB(4GB)とデータ容量が大きくなるに連れて性能が上昇しているのがわかります。RAID6も234MB(2GB)→241MB(4GB)と僅かに性能上昇が見られつつもRAID5には劣る結果になりました。またここでも512Kの書込はRAID10が圧勝。4Kと4KQD32はもうグラフでは違いがわからなくなってきました。

★まとめ★
総合的に見るとRAID5がどのデータ容量でも読書ともに高い数値を記録していました。
RAID5は複数のディスクから同時並行で読み出しを行っているので読込が早いのは当然といえば当然かもしれません。

ただ書込に関してはパリティ生成と計算のプロセスが発生するため負荷がかかり書込処理が落ちると考えいた割には1GBと4GBのデータ書込で性能を維持していたので驚きました。この点はHDDの回転数とRAIDコントローラーの品質で左右されるかもしれません。
個人的にはRAIDの各種類のなかでもRAID10は読書ともに性能が良いとイメージしていましたので予想外の結果でした。

またRAID5以外で500MB~2GBで読込と書込の性能の影響が反比例になっていて4GBあたりになると読込と書込の性能差が均一になっている結果がとても興味深かったです。

次回はR610でRAID性能測定をしてみたいと思いますー。

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