皆さんこんにちはーSASです。
春が終わってもう5月、最近データセンターの冷房が強化されてきてようやく夏の季節を実感しました。
というわけで今回もサーバーでRAID別のHDDベンチマークテストをやってみました。
使用したサーバーはR610です。
構成は下記の通り
CPU:HexaCore Xeon E5620 2.40GHz×2
HDD:SATA SSD 100GB/3Gbps 4本 (DELL純正)
SAS Array:PERC H700
Write Policy:Write Back
Stripe Element Size:64KB
Read Policy:Adaptive R
OS:Windows 10 Enterprise Technical Preview
ベンチマークツール:CrystalDiskMark
RAID:0,5,6,10
今回もWindows10が動作出来るか確認してみたかったのでR610に入れてみましたが、
RAID1構成のR610でWindows10のインストールが出来ないという事態に遭遇。。
Linux系OSなら問題なくインストールできますが、なぜがWindows10だけは無理でした。原因はわかりません。
ですので今回はRAID1の代わりにRAID0を組んでRAID0,5,6,10の4種類で試して結果を以前と同じようにExcelのグラフで纏めました。
HDDベンチマーク結果R610(読み書きランダムモード)
■結果
シーケンシャル読書のみ限定して見ると以下の結果がでました。
読込最高値:RAID5
ファイル単位:100MB
速度:706.5MB/s
読込最低値:RAID10
ファイル単位:4GB
速度:427.7MB/s
書込最高値:RAID0
ファイル単位:50MB
速度:459.4MB/s
書込最低値RAID6
ファイル単位:500MB
速度:75.27MB/s
前回のR420検証ではRAID0は測定してないので条件は一致してませんがそれでも前回同様RAID5が読書の性能面で高い数値を出しています。R420の検証はHDDでしたが今回はSSDということでNCQ機能が働き ” 4KQD32 ” で性能差が現れました。RAID0を除けば、50MB~4GBの読込性能でRAID5が僅差でRAID6に優っています。
RAID1で測定できなかった事が残念です。できていた場合どのような結果が出ていたのかとても気になります。。
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事務所の端っこにある作業場に一人籠もって黙々とサーバのメンテナンスしてます。DELL製のサーバをメインに扱っています。それ以外にもNEC・IBMなど。
企業ブログですが個人的にゆる~く、ほのぼのした内容でやって行きたいと思いますので温かい目で見守って下さい。よしなに。
↓古い記事ですがDELLサーバはすごいというオススメ記事。
【ハリケーンサンディも太刀打ちできない Dell PowerEdge サーバー】
http://ja.community.dell.com/techcenter/b/weblog/archive/2013/01/30/dell-poweredge-hurricane-sandy.aspx
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