【Azure Logic Apps】Googleスプレッドシートのアクション「1行を取得」で指定する「行ID」って何?

Azure Logic Apps は、コードレスでアプリを連携してワークフローを構築できるサービスです。

例えば Gmail と Slack を組み合わせて「特定の条件に一致したメールを受信したらSlackで通知する」というようなフローをGUI(Azure Portal)で構築できます。

概要 – Azure Logic Apps とは

今回は、Logic Apps から Googleスプレッドシートを利用しようとした時に1・2時間悩んだこと・その解決策を共有します。

「行ID」って何だ?

Logic Apps では Googleスプレッドシートに対して以下のような操作を行うことが可能です。

  • Delete Row (行の削除)
  • Get row (1行を取得)
  • Insert row (行の挿入)

Google Sheets – Logic Apps コネクタ

この中の「Get row (1行を取得)」の機能を使おうと思ったのですが、1つ分からないことがありました。

「行ID」って何だ???
行番号のことかと思ったので「2」を指定してロジックアプリを実行してみましたが…

以下のようなエラーが出てうまくいきません。

「行ID」とは

Logic Apps で指定したスプレッドシートのワークシートをよく見てください。

いつの間にか、セルに「PowerAppsId」と入力されています。これは Logic Apps により自動で入力されたものです。
この「PowerAppsId」の列のセルに入力されている値が「行ID」になります。

実際に設定してみると、以下のような形になります。

Logic Apps 側の設定は以下のようにします。

ロジックアプリを実行すると、以下のように値が取得できていました。

あとがき

行IDが何なのか分からず、かなり時間を使ってしまいました。
同じ問題に直面した方、以下のようなワードで解決策を探している方の助けになれば幸いです。

  • Azure Logic Apps
  • ロジックアプリ
  • Google スプレッドシート
  • 1行を取得
  • 行ID
  • ROW ID
  • キー ‘~’ を含む行が見つかりません。
  • googledrive-je.azconn-je.p.azurewebsites.net

参考

Unable to identify the ROW ID required for Google Drive GET ROW connecotr