Aurora Serverless とは?¶
Aurora は、Amazon Web Service (AWS) が提供しているマネージドの RDBMS サービスです。
今回 Serverless が登場したことで、インスタンスサイズを気にすることなく利用する
ことができるようになりました。
Aurora Serverless を起動してみる。¶
早速起動してみることにします。
まずは “Create database” ボタンをクリック

Amazon Aurora を選択して、Next ボタンをクリック

“Serverless” を選択すると一気に設定項目が減ります。
“Cluster Identifier” 等の情報を入力して、Next ボタンをクリック

VPC やら スケーリングの設定を入力して、”create databse” をクリック

怒られた

メッセージをよく読んで、DB Subnet を調整して再度リトライ
無事 creating になりました。

Instance ありの Aurora だと利用可能になるまで結構時間が
かかりますが、Serverless だと1分かからないぐらいで、available になりました。
Instances には当然ですが表示されずに cluster にだけ表示されます。

接続¶
適当に mysqlslap を走らせてみました。
こんな感じです。
mysqlslap -u master -pmypassword -h cl1.cluster-czqj9ikn8ata.us-west-2.rds.amazonaws.com -c 10 -a -x 5 -y 5 -i 100
Warning: Using a password on the command line interface can be insecure.
Benchmark
Average number of seconds to run all queries: 0.107 seconds
Minimum number of seconds to run all queries: 0.083 seconds
Maximum number of seconds to run all queries: 0.303 seconds
Number of clients running queries: 10
Average number of queries per client: 0
コスト¶
Aurora Capacity Unit という単位で課金されます。 Oregon で、$0.06 per ACU Hour です。
ACU は自動的に割り当てられる、メモリやCPUの使用量の単位とのことです。[2]
また使っていないと自動的に停止されるそうです。ちょっと料金の予測が難しそうなので、
使用量が多い場合は cloudwatch を注意してみている必要がありそうです。
感想¶
個人的には、これの Redis 版があったらいいなぁと思います。
あと elasticache 版もほしいなぁ
Serveless 版だと先日ご紹介した、Performance Insights が使えないので、こちらも
使えるようになると嬉しいです。
またインスタンス版とは異なり、Read Replica を個別に指定しての負荷分散もできなさ
そうです。
非常にお手軽に使える点はとても良いと思います。
[1] | Aurora Serverless MySQL Generally Available |
[2] | Amazon Aurora Serverless |
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