はじめに
半年間、Amazon Q Developer Proを利用してみた感想を綴ってみたいと思います。
生成AI初心者の方が、まずどのように利用してみたら良いかの参考ケースになれば幸いです。
利用環境
Windows環境でVS Codeの拡張プラグインとして利用しています。
AWS Documentation MCP Serverを設定しています。
主な使い方
ドキュメント作成やAWSサービスの調査でAmazon Qを利用しています。
AWSサービスの検討比較でAmazon Qを利用した話
AWS資格取得の学習では、AWSサービスの比較が試験問題として出題されますが、実業務でお客様要件に合わせて提案する際には、学習時には出てこなかった細かな仕様や制約が課題として浮上することが多々あります。
AWSドキュメントや技術ブログを読み込んだ上で資料化するのは相応の時間を要しますが、Amazon Qを利用して概要やPros/Consをまとめてもらうことで、資料作成時間を大幅に短縮できました。
特にChat内で「サービスの仕様は?」「制約はあるか?」「この機能を深掘りしてください」など様々な質問を重ね、最後に資料化したい内容を指示してChat内容を要約してもらうと、意図に沿った内容を出力してくれます。
併せて、参照したドキュメントのURLを提示してもらい、内容が公式ドキュメント準拠であるかをチェックすることで、根拠が明確な資料作成ができました。
また、比較軸として別観点の要素も提示してくれるため、検討に厚みを持たせることができるのも良い点です。
Amazon QのRulesを利用してドキュメント作成した話
Amazon QをVS Codeで利用する際、Rulesで出力方針や作業内容を事前に明記することで、複数のドキュメントを作成する際に統一感を持たせたり、定型業務で逐一指示を出さずに済むため、業務効率が格段に向上します。
特に便利だと感じたのは、「この内容もRulesに入れたい」と思ったときにChatで指示を出せば適切に追加してくれる点です。これにより、自分の業務に沿ったRulesがどんどん出来上がっていくのが魅力的でした。
また、Rulesに新しい制約を追加した後、「他の作成済みドキュメントも点検してほしい」と指示を送ると適宜チェックしてくれるため、人が作業するよりも大幅な時間短縮になります。
(Rulesを追加するごとに他の資料も自動確認する設定も可能でしたが、意図せず更新されるのを避けたかったため、その設定はしませんでした。)
終わりに
簡単な体験記となりましたが、皆様の最初の一歩となる参考ケースになれば幸いです。
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Amazon Q2025年12月5日Amazon Q Developer Pro初学者による体験記

