PartiQLとは？データストア・フォーマットに依存しないクエリ言語
PartiQLの概要
PartiQLとは、下記のようなデータストアの間でSQL互換のクエリアクセスを提供が実現できるデータストア・フォーマットに依存しないクエリ言語です。
- 構造化データ
- 半構造化データ
- ネストされたデータ
PartiQLは、クエリの構文とセマンティクスをデータやデータストアの形式から分離することで、SQL互換のクエリアクセスを可能としています。PartiQLは、AWSのさまざまなサービスで使用されています。
PartiQLの利点
わかりやすいSQL拡張機能PartiQLのSQL拡張機能はわかりやすく、ネストされたデータをファーストクラスとすることで、構造化データと半構造化データ、ネストされたデータがSQL互換でクエリアクセスし、簡単にフィルタリングや結合、集約が実行できます。
データをビルドしやすくする
ビルドで問題になるのは使用するデータやデータストアの形式が異なるため、相互のクリアアクセスが困難な点です。
PartiQLは、形式が違ったデータやデータストアを使ってビルドが可能となるように、データやデータストアを形式から分離し、数多くの構造化データと半構造化データ、ネストされたデータやデータストアを相互に組み合わせたビルドが可能となります。
オープンソース
PartiQLを活用するための下記のソースなどは、Apache Licenseバージョン2.0でライセンスされオープンソースで使用できます。
- PartiQL構文
- セマンティクス
- 埋め込み可能なリファレンスインタープリター
- CLI
- テストフレームワーク
AWSのさまざまなサービスと連携
PartiQLは、AWSのさまざまなサービスで使用されています。ここではそのなかの2つのAWSサービスを紹介します。
Amazon DynamoDB
Amazon DynamoDBは、巨大なデータでも高速で処理する高パフォーマンスのkey-valueやドキュメントのデータベースで、膨大なデータ処理を必要とするグローバル企業に数多く採用されています。
Amazon DynamoDBは、以下からアクセス可能で、PartiQLを活用してデータ処理を実行できます。
- AWSマネジメントコンソール
- AWS Command Line Interface(AWS CLI)
- DynamoDB API
Amazon Quantum ledger Database (Amazon QLDB)
Amazon Quantum ledger Database (Amazon QLDB)は、フルマネージドタイプの台帳データベースで、企業の経済活動や財務活動の履歴データを安全で正確に記録するために活用されています。Amazon Quantum ledger Database (AmazonQLDB)を採用することでオリジナルで台帳用のアプリケーションを構築する必要がなくなり、手間と時間を省くことが可能です。Amazon Quantum ledger Database (Amazon QLDB)は、以下の手順でアクセス可能で、PartiQLをサポートしています。Amazon Quantum ledger Database(Amazon QLDB)でPartiQLクエリを実行するには以下の方法があります。
- AWSマネジメントコンソール
- AWS Command Line Interface(AWS CLI)
- シェルの使用
- Amazon QLDB API
参考資料
