Amazon EFSとストレージソフトownCloudを使ってみよう

Amazon EFSとストレージソフトownCloudで容量無制限のファイル置き場を作ります。

EFS(Elastic File System)は、AWSのマネージドNFSサービス。
容量が無制限(増設作業不要)で、使用したディスク容量分だけ課金されます。

ownCloudは、セルフサービスDropboxと言えば近からずも遠からずなアレです。
URLによるファイルの共有も可能です。

EFS利用方法

EFSはTokyoリージョンでは未だ提供されていない為
[バージニア北部]へ移動してやってみます。


[Create file system]でファイルシステムを作成します。

VPCを選択、マウントターゲット(AZ毎の接続先)にセキュリティグループを設定できます。
今回はマウントターゲットはus-east-1bにだけ、デフォルトのセキュリティグループで作成します。
[Next Step]で次へ。

タグの設定、パフォーマンスモードの選択。
Nameキーを[owncloud]に、パフォーマンスモードはデフォルトにしました。
[Next Step]で次へ。

設定を確認して[Create file system]。

ファイルシステム作成後、表示されたエンドポイントを利用してマウントします。

※EFSは1AZでしか有効になっていない為、EC2インスタンスも同じAZ(us-east-1b)に作成しておきます。
※セキュリティグループでEC2→EFSが許可されている必要があります。

下記のように、EFS領域が表示されればOK!

fstabにも追記しておきましょう。

ownCloudインストール

インストールは基本的にここに従って実施すればOKです。

ownCloudをyumでインストール。

依存性の関係で、php56-commonを指定してあげる必要があります。
MySQL(もしくはMariaDB)はownCloud推奨です。インストールしない場合はSQLiteが使用できます。

Apacheを起動し、

MySQLも起動し、ownCloud用ユーザとデータベースを作成します。

※ユーザ名、データベース名ともに「owncloud」としてあります。

ownCloud領域をEFSへ移動し、リンクを貼りましょう。

http://サーバIP/owncloud/ に接続し、各項目を入力してセットアップを完了させます。

※セットアップ完了まで若干時間がかかります。

終わったら、ownCloudが利用できるはず。
EFS利用なので、容量の心配はありません!
(EFSの課金額とファイルの誤削除に気をつける必要はある)

長く使うのであれば自動起動設定も忘れずに。

グローバルIP変更時

最初からEIPを使用していれば無用な心配ですが、
グローバルIPが変更になるとownCloudアクセス時に下記エラーになります。

その場合はownCloudの設定ファイル↓で、IPを保持している部分を書き換えればOKです。

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