AWS Well-Architectedの社内勉強会を実施しました その2

はじめに

こんにちは。
W-Aリードの長屋です。

今回はAWS Well-Architectedについて2回目の社内勉強会を実施しました。

1回目はこちら

AWS Well-Architectedの社内勉強会を実施しました

テーマ

今回のテーマは、「オペレーショナルエクセレンスの柱」です。

当社の成り立ちとしてサーバーの運用保守からスタートしており、運用業務においては絶対に外せない柱になります。

「オペレーショナルエクセレンスの柱」とはどのようなものか、どのような点に注意をすべきかという点をお話いたします。

こんなお話をしました

  1. 「オペレーショナルエクセレンスの柱」の目的
  • 日々新しくなるAWSサービスを理解し、既存環境に対してどう改善ができるのかを検討し、お客様に提供すること
  • 開発者および運用者の日常業務を継続的に改善すること
  • モニタリングやプロセスの整備など日々の業務からイベント時の対応まで自動化や標準化を推進すること
  1. 「オペレーショナルエクセレンスの柱」の設計原則
  • 運用をコードとして実行する
    手順の自動化やIaCなどを利用し、人為的ミスを削減する
  • 小規模かつ可逆的な変更を頻繁に行う
    変更/追加の作業において、小規模に進め、問題発生時に原因追及やロールバックをしやすいように進行する
  • 運用手順を頻繁に更新する
    手順の有効性を確認するために定期的にゲームデーなどを行い改善活動を実施する
  • 障害を予想する
    様々な障害を想定することで対応時間の削減や影響範囲の縮小を図る
  • 運用上の障害すべてから学ぶ
    発生した障害から学びを得て、会社全体で改善活動を促進する
  1. 「オペレーショナルエクセレンスの柱」のベストプラクティス
  • 組織
    組織として体制およびチームのスキルセット維持/強化
  • 準備
    フローや手順の整備、事前検証やチームの習熟
  • 運用
    定期的なイベントデータの収集/分析を行い、自動化を推進
  • 進化
    効率化や新しい技術の導入、継続的な改善活動を実施

最後に

オペレーショナルエクセレンスの柱においては、以下の観点の理解を特に深めていければより良いAWS活用ができると思います。

  • 提供品質を一定以上に保つために事前に何の情報が必要か
  • 業務における改善/効率化を意識
  • 事前検証や定期的な確認

下記はAWS公式ページとなります。
https://aws.amazon.com/jp/architecture/well-architected/

次回はセキュリティ柱について深堀した勉強会の実施を予定しています。