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導入事例CASE STUDY

IBM
  • 日本アイ・ビー・エム株式会社
  • 所在地:〒105-5531 東京都港区虎ノ門二丁目6番1号 虎ノ門ヒルズ ステーションタワー
  • 設立:1937年6月17日
  • 代表者:代表取締役社長執行役員 山口 明夫
  • URL:https://www.ibm.com/jp-ja
  • 事例公開 2025年10月02日

日本アイ・ビー・エム株式会社 様 実際に操作しながらAWSと生成AIの両方の知見を深められ、受講者のAWS認定資格取得に向けた学習へのモチベーションも高めることができました

トレーニング
左から、Learning & Knowledge Learning Consultant 新矢 貴章様、Learning & Knowledge Learning Consultant 西崎 敦子様、Learning & Knowledge Learning Consultant 藤井 恵子様

日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)は1937年に設立され、東京都港区虎ノ門に本社を置く、情報システムに関わる製品・サービスを提供する企業です。AI、業界別のクラウド・ソリューション、ビジネス・サービスおよび量子コンピューティングなどのイノベーションを通じて、オープンで柔軟な選択肢をお客様に提供しています。研究・開発、ハードウェア、ソフトウェア、コンサルティングからシステム開発、保守・運用までのサービスなど、ITに関連する幅広い製品、サービス、テクノロジーを提供し、企業や社会のデジタル変革を支援しています。

導入ポイント

  • クラウド×生成AIの最新領域を学べる
  • 2025 Japan AWS Top Engineersにも選出されているエンジニアから、実践的な内容を学べる

導入した主なサービス

導入背景

AWSトレーニングを導入する前の状況について教えてください。


藤井様:IBMでは毎年、次世代のテクノロジーを学ぶフューチャースキリングプログラムという研修を実施しています。私たちが所属するLearning & Knowledge、通称L&Kでは、組織の戦略とテクノロジー・トレンドから、何を学ぶかを選定、研修の企画、開催、フォローアップまでを担当しています。
西崎様:毎年今頃に、翌年の選定をしていますが、最近はやはり生成AIのテーマは外せません。そこでAzureやOpenAIなどの研修のほか、スカイアーチネットワークスのAWSトレーニングも組み入れることにしました。
新矢様:AWSはお客様からのニーズが多く、今後更にご要望が増えることを見込んで、今回の研修を実施することにしました。

導入したAWSトレーニングについて

今回の生成AIをテーマにしたハンズオントレーニングは、AWSが一般公開をしているワークショップを利用して行いました。Amazon Bedrock から特定のLLMを呼び出すプログラミングを体験できる内容となっています。

講師を担当したのは、スカイアーチネットワークスのエンジニアであり、2025 Japan AWS Top Engineers(AI/ML Data Engineer)にも選出されている辻川です。辻川がメイン講師及び主要サポートを務め、同じ課に所属する他の現役エンジニアがサポートとしてトレーニングに参画しました。

基本の研修内容は、AWSから標準パッケージとして提供されていますが、今回は特にAWSのAI基盤サービスであるAmazon Bedrockを実践的に活用できるよう、内容をカスタマイズしました。このカスタマイズにあたり、Amazon Bedrockのスペシャリストでもある辻川が研修の到達目標設定や参加者のスキルレベルに合わせた難易度調整を行いました。また、実習中の技術的質問への回答など、参加者の学習プロセス全体を支援するきめ細かなサポートを提供しました。

Amazon Bedrockについて

AWSトレーニングについて

AWSトレーニングを実際に受講いただいて、どうでしたか。


藤井様:今回は各部署からの推薦形式で受講者が決まったため、前提知識に多少ばらつきがありましたが、ハンズオンの際、手厚いサポートが提供されたことが良かったです。参加者からは、わからなくて躊躇しているときに、サポートがもらえて助かったというコメントが寄せられています。

西崎様:今回のトレーニングをきっかけに、AWS認定資格取得に向けた学習へのモチベーションが高まったという受講者も多くいます。実際、AI分野のAWS資格である「AWS Certified AI Practitioner」については、トレーニング受講後に受験した受講者の約6割が資格取得を実現しています。(2025年7月時点)

新矢様:業務と並行しての学習は大変だと思いますが、今後も学び続けていただき「AIだったらこの人に聞いてみよう」「AWSだったらこの人!」と頼られる存在が多く出てくることを期待しています。
今後、研修と実際のプロジェクトがうまく噛み合い、良い事例が出てくることも期待しています。

受講者からの声

実際に受講した方からは、次のような感想が届いています。

  • 机上の知識だけでなく実際に操作しながら学べた点が高評価
  • 有料サービスを含めた実際の環境で体験できる貴重な機会だった
  • 講師の解説がわかりやすく、適切な補足説明があった
  • 生成AIとAWSの両方の知見が深まった
  • アーキテクチャの実例が複数紹介され実務に役立つ
  • サポート体制が厚く、つまずいた際の助けになった

今後の展開について

西崎様:今回は各部署からの推薦者に対し研修を実施しました。今後は事前課題に取り組んでもらうなどの工夫をし、トレーニングの受講効果をさらに高めていきたいと考えています。

藤井様:各部署からの推薦は、スキルレベルの差はありますが、フューチャースキリングプログラムという名の通り、今後のプロジェクトで役立つスキルを学んでほしい人材を戦略的にトレーニングに送り出しています。こうした新たなスキルを身に着けたメンバーが今後のビジネスの中核をリード、担っていくことを期待しています。

スカイアーチネットワークスは、AWS アドバンストティアサービスパートナーです

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