AWS Chatbotの概要とメリット
AWS Chatbotの概要
AWS Chatbotとは、AWS内で起ったイベントやアラートに対してSlackやAmazon Chimeチャットルームから通知を受け取れるサービスです。
従来はAWS内の通知はメールやSMSを利用するのが一般的でしたが、よりスピーディー且つ簡単に確認できるようになりました。
AWS Chatbotを利用すれば、AWSの運用イベント情報からセキュリティ診断まで通知やチーム全体で内容の共有が可能となります。
またSlack上でただ単に通知を受け取るだけでなく、AWSに対してのコマンド作成などを行うこともできます。そのため自社の作業がスムーズになり、業務効率化につながることも期待できます。
他にもAWS ChatbotはSlack以外のアプリケーションとも連携が可能です。たとえばAWS Lambdaを利用していれば、関数の呼び出しができます。
AWS Chatbotを実行することにより、AWSアカウントで実行しているセキュリティ検出結果や予算、アラートなどさまざまな分野で迅速に対応が可能です。
AWS Chatbotの利点
AWS Chatbotには、以下のメリットがあげられます。
- リアルタイム通知
- セットアップや対応が迅速
- 月額料金がかからない
- 簡単にアクセス許可が可能
リアルタイム通知
AWS Chatbotではリアルタイムに通知をしてくれます。
CPUの使用率が基準を超えた時、メンテナンス情報、セキュリティチェック結果などをSlack上にすぐさま通知してくれます。受け取りたい通知は「通知アラーム」として設定ができるので、必要な分だけの設定も可能です。
セットアップや対応が迅速
AWS ChatbotとSlackの連携は非常に簡単です。AWS Chatbotの管理画面からSlackとの連携を行い、SlackチャンネルにAWS Chatbotを追加するだけです。
セットアップは数分で完了するため、手間がかかりません。また稼働後の通知もメールと異なり、すぐに確認ができるためメンバー全体への共有も簡単にできます。
月額料金がかからない
AWS Chatbotは無料で利用できます。
Amazon Simple Notification Service、AWS GuardDuty、AWS Security Hubなど、基盤サービスを利用した際の無料オプションのような位置付けです。そのため追加料金などはかかりません。
アクセス許可の定義
AWS Chatbotを実行することにより、登録したSlackチャンネルやAmazon Chimeチャットルームにアクセス許可の設定が可能です。
またアクセス許可はテンプレートも作成ができ、自社のポリシーに合った調整も行えます。
AWS Chatbotのまとめ
AWS Chatbotを利用することで自社の知りたい情報を迅速に取得と共有ができます。
昨今のビジネスは、スピードがさらに求められてきました。そうしたスピード感に対応するためにはツールの利用は欠かせません。
AWS Chatbotにはリアルタイム通知やセットアップが簡易、対応が迅速になるなどのメリットが多くあります。AWS ChatbotをSlackと連携するなどで業務がスピーディーになり、効率化につながっていくでしょう。
▼参考資料
