Amazon Keyspacesの概要
オープンソースソフトウェア(OSS)のNoSQLデータベースの一種である Apache Cassandra を互換できるマネージドデータベースサービスです。
Amazon Keyspaces を使用すると、現在使用しているものと同じ Cassandra Query Language (CQL) コード、Apache 2.0 ライセンスのドライバー、を使用して、AWS 上で Cassandra を実行することができます。
Amazon Keyspacesは、マネージドサーバーレスであるため、サーバーをプロビジョニング、パッチ適用、管理する必要はありません。
Amazon Keyspacesの利点
Apache Cassandra との互換性
Amazon KeyspacesはApache Cassandraと互換性があり、現在使用している Cassandra クエリ言語APIコード、Cassandra ドライバーを、そのままAmazon Keyspacesで利用することができます。
サーバー管理不要
サーバーのプロビジョニング、パッチ適用、管理を行う必要はありません。
テーブルは自動的に拡大縮小され、オンデマンドまたはプロビジョニングしたキャパシティモードを選択すると、アプリケーションのトラフィックパターンに基づいて読み込みと書き込みのコストを最適化することできます。
スケールに応じたパフォーマンス
あらゆる規模で 1 桁ミリ秒の応答時間を実現することができ、 １秒あたり数千のリクエストに対応できるため、実質的に無制限のスループットとストレージをもっています。
また、Amazon CloudWatch を使ってパフォーマンスをモニタリングすることもできます。
ポイントインタイムリカバリ
ポイントインタイムリカバリ (PITR) を使用することで、Amazon Keyspaces テーブルデータを連続でバックアップすることができます。
このバックアップされたテーブルは、過去 35 日間の特定の時点に復元することができます。PITR の有効化やバックアップ、リストアオペレーションの開始 設定は、AWS マネジメントコンソールから 1 クリック、または API 呼び出しで実行できます。
セキュリティ
Amazon Keyspaces では、保管時のデータはすべて、デフォルトで暗号化されます。
また AWS Key Management Service に保存されている暗号化キーを使用して、データのセキュリティを強化します。
まとめ
Amazon KeyspacesはApache Cassandra向けの、フルマネージド型のデータベースサービスです。それぞれのアプリケーションのトラフィックにより、スケーリングが自動的にされるのが特徴的です。
さらにフルマネージド型であることから、サーバーの管理や運用、メンテナンスなどが必要ないため管理者の負担を減らすことができます。
参考資料
