2016年12月に設立された技術系スタートアップである「AmaterZ(アマテルズ)」。自然エネルギー技術と循環材料を活用した世界一エコな無線センサー「tukumoTM(ツクモ)」をコアとしたIoTシステムのパートナーとして、AWSおよびスカイアーチネットワークスの「サーバーレスアーキテクチャ導入支援サービス」を採用されました。迅速なサービスインを実現された経緯と効果などについてお話を伺いました。

導入ポイント

会社概要
世界一エコな無線センサー「tukumo(ツクモ)」を軸としたIoTシステムを展開

AmaterZの事業について教えてください。

AmaterZは2016年に設立し、自然エネルギーで動くシンプルなエコ・センサー「tukumo(ツクモ)」を利用したソリューションを提供しています。一口饅頭のような極小サイズながら、独自のセンシング技術とエネルギーマネージメントで電池や給電無しで利用することが出来ます。さらに、素材には植物樹脂や再生材など環境に配慮した材料を使用し、温度、湿度、照度、振動など基本的なデータのセンシングが可能です。さらに拡張センサポートを備えており、用途に応じて様々なセンサーを拡張できます。これらデータを独自の長距離無線で遠方に伝送することができます。IoT、ICT、AIなど様々な分野へのソリューションやサービスへの活用を目指しており、現在パートナーを募集しております。

自社でも「tukumo」を活用したシステムを開発しており、現在注力しているプロジェクトの1つが、「tukumo」をセンサーとして使用した水田の水位管理システムです。機能としては、センサーによって水量データを収集し、設定した閾値以下になるとアラートが飛ぶシンプルな仕組みになっています。水田に張っている水は日々変化するので、従来の米農家の方は水田の見回りを行う必要がありましたが、アラートを受信することで水門を開ける必要がある水田を手元で確認し、効率的に作業をすることができます。

また、このプロジェクトは農林水産省が支援する「農業界と経済界の連携による先端モデル農業確立実証事業」の平成29年度実証事業にも採択され、実際に実用化がかないました。

利用状況
「tukumo」を使用した水田の水位管理システムに「サーバーレスアーキテクチャ導入支援サービス」を採用

サービスの利用状況について教えてください。

「tukumo」をセンサーとして使用した水田の水位管理システムのPoC環境そして本番環境のインフラにAWSとスカイアーチネットワークスの「サーバーレスアーキテクチャ導入支援サービス」を利用しました。

弊社では、クラウドでのシステムの構築・設計が難しいのでスカイアーチネットワークスにアウトソースすることにより、弊社の得意とする「tukumo」を使った水田の水位管理システムから送られたデータを集積・分析に注力する事ができました。

選定理由
プロジェクトのミニマムスタートに適した費用感と社内技術者との親和性

インフラとしてAWSを選んだ理由を教えてください。

私どもが実現したかったのは、シンプルで低コストなシステムです。これまでITと馴染みのなかった農家の方が活用法について具体的にイメージしやすいよう、まずは基本となるシンプルな仕組みが必要だと考えました。

そして、より多くの方に利用していただけるよう、独自開発の長距離無線LPWAを用いて維持費を抑え、アプリは無料で提供しています。まずは、スモールスタートから拡大していくイメージを持っていたので、将来の拡張性を鑑みて「はじめをどうするか」が肝心と考えていました。その意味でAWSは当方の要件を満たし、将来の拡張性も満たしつつ、最も安価に利用できるインフラだと判断しました。

また、社内にAWSの経験者が多かったこともAWSの選定に至った理由です。おそらく世の中のエンジニアはまだAWS経験者の方が圧倒的に多いはずなので、将来的に人材採用が行いやすいと考えました。そうしたエコシステムができている点もAWS選定の決め手となっています。

パートナーとしてスカイアーチネットワークスを選んだ経緯を教えてください。

スカイアーチネットワークスをパートナーとして選んだ経緯は、知人による紹介でした。他社でも検討したのですが、まずは予算を含めて受けていただけるか、そして、スピード感を持って対応していただけるのかが選定のポイントとなりました。最初にご相談させていただいた段階から即時対応いただけるレスポンスの速さや、出来るかできないかの回答が早く助かりました。

「自社でインフラを管理するより、プロに依頼する方が合理的だと考えました。」(矢島氏)

現在IoTの技術が急速に進み、実用化に対する関心が高まる中、各方面で一斉に開発が進んでいます。「IoTは今が旬」といわれており、どんなに良いサービスを作ったとしても、他に遅れれば、事業的にはマイナスの影響を受けてしまいますので、一定以上の開発スピードは担保する必要があります。

しかし、スタートアップとしてリソースが限られることもあり、ハードウェアの開発や、システムの仕様決めなど、よりコアな部分に社内のリソースを全て集めたい。そう考えた時、自社でインフラを設計・構築するより、プロに依頼する方が合理的だと考えました。そうすることで、データベースやセキュリティなどインフラ周りを意識することなく、集中すべき作業に注力できます。

導入効果
スピード感を持った提案型の対応を評価

サービスの導入効果について教えてください。

やはり1つは開発時のスピード感です。2017年12月に相談して、ユーザーのニーズが高まる6月(田植えの時期)のリリースに向けて、1か月ほどで取り急ぎ動くPoCを実現したいとリクエストしました。我ながら少し無茶をお願いしてしまったかと思いましたが、大変迅速に対応していただきました。少ない人員でやっているので、ギリギリの仕様出しにもかかわらず早い対応を求めてしまうような状況だったと思いますが、提案型で真摯に対応いただいたのでありがたかったと思っています。

インフラの部分ではコストを低くかつ高負荷に耐えられるということから、サーバーレスの設計が良いのではないかと相談したところ、的確なアドバイスのもと実現していただきました。AWSはもちろん、PaaSに対応した設計の知見があり、頼もしく思っています。また、負荷テスト等もご提案いただいて実施し、数年後も問題ないアーキテクトであることが証明されたことで、安心して開発に邁進できています。

要望と期待

スカイアーチネットワークスへの要望や期待があればお聞かせください。

もともと私は発電技術の応用からスタートし、身近な発電について研究開発していました。身の回りのものでエネルギーを得ることが当たり前の世の中になってほしいという思いで、「tukumo」を作っています。IoTシステムが全盛ですが、その中でも私どものサービスはシンプルさゆえ、一時のピークのみならず、20年、30年と長く利用いただけるものと信じています。

そして、やはりAWSは変化が激しく専門家でなければ追いつけないとつくづく実感しました。新しい仕様は常にウォッチしている必要があり、コストの体系などもわかりにくいので、これからも相談に乗っていただけると幸いです。

「tukumo」を使用した水田の水位管理システムのサービス提供イメージ

「tukumo」 を水田用途に応用した「inamo(いなも)」の設置イメージ

 

2016年にJTBグループが合併して誕生し、JTBグループのコミュニケーション事業戦略を推進しています。
この度は、プロモーション事業にて取り組まれている、大手外食企業のコーポレートサイトのインフラにAWSを採用し、弊社『マネージドサービス』を導入いただきました。その経緯と効果について、神保 則光氏にお話をお伺いしました。

導入ポイント

  • グローバル戦略を実現する為、サーバー移設にあたって新たなインフラ基盤にAWSを採用
  • クラウドの導入をユーザーに意識させない「当たり前レベル」の安定稼働を実現
  • 「マネージドサービス」を採用し、メディア露出によって、度々発生するアクセス集中へ適切な対策を実行

利用状況
大手外食企業のコーポレートサイトをAWSで運用

『マネージドサービス』の利用状況を教えてください。

私が所属しているプロモーション事業部は、広告代理業を行っている部署になります。
この度、クライアントである大手外食企業よりCMSを利用して事業統括していきたいというご相談をいただき、基盤から見直しを行うことになりました。その一環として、まずはコーポレートサイトをAWSに移設することが決まり、スカイアーチに、AWSの構築からその後の24時間365日の運用監視をお願いしています。

選定理由
グローバル戦略を実現するには、AWSが必須

AWSを採用した理由について教えてください。

インフラ選定では、2つの要件を満たす必要がありました。1つ目は、レイテンシー(遅延)が起きないこと。2つ目は高いレベルでの可用性を保持していること。その点で、AWSの実績や考え方と当てはまったように思います。

制作会社と一緒にクライアントへプレゼンをした際には、クライアントのグローバル戦略を実現するためには、AWSが必須であることをあげました。「世界各地にデータセンターがあるので、グローバル展開する上で、表示の遅さのタイムラグが無いのがAWS」と、制作会社が伝えていたのを覚えています。

AWSの採用にあたっては、クライアントと制作会社と当社の3社の間で、あまり疑問を投げかける意味合いも無く、すんなりと決まりました。

スカイアーチを採用した理由について教えてください。

AWSの採用が決まって、AWSのノウハウがない我々が何かを考えるよりも、専門知識のある会社になるべく委託したいと考え、制作会社が知っていたMSP(マネージドサービスプロバイダー)を2社紹介していただきました。その内の1社がスカイアーチでした。2社とも、金額はほとんど変わらなかったのですが、実際にスカイアーチの営業担当の方のお話を聞いた際に、一生懸命やってくれる人間性をアピールされたことを覚えています。

私はあくまでも広告代理業を行っているので、技術力のアピールをしていただいても、そこで良し悪しを判断することはできませんでした。実は、技術力でスカイアーチを選んだ訳ではなかったんです。もちろん、実績があることが大前提としてありましたが、我々の意図と目的をしっかりと理解し、実現に向けて的確な提案をしてくれたスカイアーチに決めました。当時の営業担当から、今担当して頂いている秋吉さんに代わってからも、その姿勢は変わらない印象を受けるので、これは、スカイアーチの社風なのではないかなと思っています。

導入効果
メディア露出によって、度々発生するアクセス集中へ適切に対策を打つことができている

AWSの導入効果はみられましたか。

私は広告代理店の立場なので、過去のサーバー運用の全てを把握しきれていないので、なかなか回答が難しいのですが、クラウドの導入効果としては、ユーザーに意識させないような当たり前レベルの安定稼働ができており、期待値を満たしていると思っています。

その当たり前の状態を保つことが出来ているのは、今回AWSを採用したことと、スカイアーチに運用で支えていただいているからだと思います。テレビなどへのメディア露出によって、度々アクセス集中が発生するのですが、それに対して適切に対策を打つことができています。具体的には、アクセス集中が予想されるので2日間だけサイズを大きくするといった、以前のオンプレミスであれば、難しかった様な細かな対応ができているので、クライアントの満足度につながっていると思います。

「マネージドサービス」導入効果について教えてください。

クライアントがテレビ等のメディアに取り上げられると、一時的にアクセスが集中することがあります。スカイアーチには、まめに連絡をもらって都度対応していただけています。クライアントの負担にならない費用内で対応していただけるので、満足しています。

今後の展開

今後の展開についてお聞かせください。

ゆくゆくはクライアントの全事業体をまとめていきたいと考えています。インフラもこれから統一していきたいと考えているので、スカイアーチにはインフラ部分の具体的な提案をしていただきたいです。今後とも、きめ細かな対応をお願いします。

23万人以上のプロフェッショナルとクライアント企業をつなぐエージェントとして確固たる地位を築く株式会社クリーク・アンド・リバー社。事業の拡大とともに、基盤となる基幹システムの最適化にも積極的に取り組んでいます。そのインフラとして、2015年12月よりAWSとスカイアーチネットワークスの「マネージドサービス」を採用し、着々とシステムを拡充させつつあります。その経緯や目的などについて伺いました。

導入ポイント

会社概要
人材・プロデュース・知財の3本柱で顧客に新たな価値を提供

株式会社クリーク・アンド・リバー社の事業について教えてください。

テレビなど映像系のクリエイターのエージェンシーとして設立し、その対象をゲーム、Web、広告などのクリエイティブ領域から医療や建築、会計、IT、研究など多くの領域へと広げてきました。現在23万人以上のプロフェッショナルを擁し、プロフェッショナルの派遣・紹介を行う「エージェント事業」や企画・開発・制作を行なう「プロデュース事業」、プロフェッショナルが生み出した知財を流通させる「ライツマネジメント事業」の3つの事業を展開し、2万社超のクライアントの価値創造に貢献しています。
さらに近年ではプロフェッショナルのアイデアと最先端技術を融合し、AIやVR、ドローン、ビッグデータ分析といった新たなサービスの提供にも取り組んでいます。

従来の課題
事業拡大に伴う基幹システムの連携強化と併行して環境を見直し

従来のインフラからリプレイスを検討された経緯を教えてください。

もともと当社の基幹システムとして、プロフェッショナルと案件のマッチングを行う業務システムがSIer管理のサーバー上でデータセンターにて動いていました。

マッチング業務の機能ではプロフェッショナルのデータと企業の案件情報が登録されており、希望条件に合わせて自動的に候補者がピックアップされるか、応募者側が希望する案件に手を上げるかの2つの方法で仮マッチングが行われ、担当者が両者を見ながらコーディネートする流れになっています。他にも実績登録なども実装されており、年々データが膨大になり、さらにコーディネーターの作業も煩雑になっていました。

そのため、データの一元管理および有効活用とシステム間連携による効率化といった点で将来を見越してリプレイスを図ることになりました。

さらに、契約に伴う各種申請・手続きのワークフローのシステムが別にあったのですが、シームレスな連携を意図して統合することも予定されており、それも大きな動因となりました。

インフラとしてAWSを選んだ理由を教えてください。

やはりクラウドは次世代標準という認識があり、その中で業界1位の実績を持っているということで「AWS」を選ぶというのは自然な流れでした。経営陣もクラウド利用についても積極的でいましたし、スモールスタートで始めてうまくいけば拡大するという考え方に対しても合理性がありました。さらに、アプリケーション開発を依頼していたSIerもAWSを推していたので、ことさら協議する必要もありませんでした。

選定理由
AWSにおける豊富な管理実績とSIerからの強力な推薦

スカイアーチネットワークスの「マネージドサービス」を導入された理由や経緯を教えてください。

AWS同様にSIerからの推薦と、AWS専門として豊富な実績があり、技術力はもちろん対応力もあると聞いていたので、違和感なく導入を決めました。

利用状況
縁の下からの密なサポートとトラブル時の真摯な対応に好感

「マネージドサービス」の利用状況について教えてください。

「サイジング要件の適切な構築対応をしていただいたこともあり、大変スムーズに行うことが出来ました。」(永久保氏)

2016年3月の基幹システムのリプレイスから利用し、2018年6月のワークフローシステムの統合を経て、現在に至るまで伴走いただいています。

実は2016年のリプレイスの時にはスムーズにシステムが動かず、現場には大変な労力をかけてしまいました。当初は暫定的に旧システムと並行利用することになってしまいました。導入当時はセッション情報の継承問題でうまくログインができない、データベースのチューニングが悪くて画面遷移が遅いなど、非機能要件のサイジングや負荷分散に問題がありました。そのため、サーバーのスペックを拡張したり、アプリケーション/インフラの問題の切り分けや調査なども含めて、スカイアーチネットワークスさんにはかなりお手伝いいただきました。

「サイジング要件の適切な構築対応をしていただいたこともあり、大変スムーズに行うことが出来ました。」(永久保氏)

2018年6月の第2次システム更新の際には教訓を生かし、サイジング要件の適切な構築対応をしていただいたこともあり、大変スムーズに行うことが出来ました。

また、構築段階では週1回の定例会議を実施しSIerとスカイアーチネットワークスさんと当社の3社で直接コミュニケーションを行なっていたことも功を奏したのではないかと思います。

導入効果
インフラ最適化において存在を意識させない存在感

「マネージドサービス」の導入効果について教えてください。

「大変だった時期を一緒に乗り越えたことで、信頼関係は強まりました。」(大江氏)

もともとベンダー所有のデータセンター活用による運用管理を依頼していたので、運用負荷やコスト面などにはさほど違いを感じないのですが、AWSという新しい環境に移行する上で安心感が得られたのは良かったですね。船出は順風満帆とはいかなかったものの、なんとか落ち着きましたし。今ではかなり安定していて、月に1回の定例会でお会いするだけなので存在も忘れている時があるくらいです。でもそれがインフラとしては望ましい関係なのではないでしょうか。

それでも、大変だった時期を一緒に乗り越えたことで、信頼関係は強まりました。そうしたこともあって当社の現場でサーバー利用に関連する案件では、AWSとスカイアーチネットワークスさんの組み合わせを「うちの基幹システムで使っています」とおすすめしたこともあるんですよ。

要望と期待

スカイアーチネットワークスへの要望や期待があればお聞かせください。

ワークフローシステムは本稼働しましたが、フロントシステムやバックシステムとの連携が始まります。こちらでもしっかりフォローいただければと思います。

またAWSは様々な情報の更新が速く、しかも連絡が突然かつ英語なので、キャッチアップが大変です。そのあたりもSIer含めてフォローいただければありがたいです。

人材派遣業を手がけるUTグループ株式会社(以下、UTグループ)では、社内向けの業務システムや外部への情報発信サイトなどを、Amazon Web Services(以下、AWS)上へと積極的に展開。最小限の人員体制でインフラの運用・監視ができるようスカイアーチネットワークスの「マネージドサービス」を利用しています。サービスを選択した経緯と効果について、UTグループ株式会社 ICT推進部門 情報システムユニット 運用セクション 担当部長 池田 輝邦氏に伺いました。

導入ポイント

会社概要
「無期雇用」で製造業派遣業界NO.1の成長率を誇るリーディングカンパニー

UTグループの事業概要について教えてください。

UTグループの現場技術社員は基本期間の定めのない「無期雇用」です。「はたらく力でイキイキをつくる」を会社のミッション(使命)として掲げ、新しい社会インフラとなる”キャリアプラットフォーム”の創造を通じて,はたらく人とお客様企業がともに成長できるしくみを事業として推進しています。

1995年、前身となる日本エイムの創業以来、現在は「製造」「IT・設計開発」「建設」といった産業分野に特化して事業を展開。地方でも雇用を創出できる営業、採用、現場管理体制を強みに優良企業各社とのお取引を広げ、中期経営計画(2015~2020)では「日本全土に仕事をつくる」をビジョンとしてさらなる成長を加速しようとしています。

利用状況
自社運用の業務システムや情報発信サイトに「マネージドサービス」を利用

「マネージドサービス」の利用状況について教えてください。

「運用代行サービスだけでなく、ドメインの管理代行なども依頼しています」(池田氏)

UTグループではこの数年で、これまでプライベートクラウド環境で運用してきたシステムを全面的にAWSへと移行すると同時に、AWS上で新たに基幹システムなどを構築してきました。

一部のシステムを除き、自社で保守・運用を担っている社内向けの業務システムや外部向けの情報発信サイトに関しては、スカイアーチネットワークスの「マネージドサービス」による運用・監視を依頼しています。

 

その対象となるシステムは、次の通りです。

社内向け業務システム

  • 社員情報共有サービス
  • 勤怠管理システム
  • 社員向けのポータルサイト
社外向け情報発信サイト

  • コーポレートサイト
  • 社員採用サイト

また、ドメインの管理代行やAWSへのセキュリティソフトの導入も、スカイアーチネットワークスにお願いしています。

IaaSとして、AWSを選んだ理由を教えてください。

業務形態の変化や労働者派遣法といった制度の変更など、システムには様々な要因に対する変化への柔軟な対応力や高いスペック、信頼性、セキュリティなどが求められます。

信頼感や国内外での実績、技術的な先進性、使いたいと思う多種多様なサービスが網羅されていること、さらには、様々な基幹システムへの対応も進んでいることなどから、長期的に利用することを前提にAWSを選択しました。

 

選定理由
困ったときに親身になって対応してもらえるスカイアーチネットワークスを選定

スカイアーチネットワークスのサービスを選んだ理由を教えてください。

正直なところ、運用代行サービスのメニューや内容だけを見れば大きな差は感じられず、24時間365日、確実にサービスを提供し続けてくれれば問題はないと考えました。

当社が重要視したのは、サービス内容の違いではなく、ベンダーの、もっと言えば担当者の対応の柔軟性やスピードを見ながら、困ったときに親身になって対応してくれるベンダーにサービスを依頼したいと考えました。

マニュアル的、もしくは営業的な対応をするベンダーもありましたが、最終的には次のような点を評価してスカイアーチネットワークスのサービスを採用することにしました。

  • 技術担当者だけでなく、営業担当者もAWSや企業システムに明るい。
  • 長年にわたりサーバーの運用を代行してきた実績があり、経験やノウハウも豊富。
  • フットワークが軽く、当社の要望へと柔軟かつスピーディに対応してくれる。
  • アドバイスや提案の内容が適切で、信頼できる。

導入効果
わからないことがあればすぐに相談できるという安心感

「マネージドサービス」の導入効果について教えてください。

AWSやAWS上で運用しているシステムに関して、これまで大きなインシデントが発生したことはないのですが、開発環境やサーバーの構築時などに特殊な設定などをするとアラートが上がってくることもあるので、きちんと監視してもらっているという安心感があります。

それ以上に、AWSに関して信頼できる相談相手ができたということは、とても大きなメリットだと捉えています。わからないことがあればすぐに相談できるという安心感は、何事にも代えがたいものです。

AWSは進化のスピードが速く、独自の特性がありますので、特に新しくシステムを構築する際には、理屈通りに使えるのかどうか、どう最適化すればいいのかといった判断が容易ではありません。そのような場面でのスカイアーチネットワークスからのアドバイスや提案はとても有用で、手戻りや予期しないトラブルを最小限に抑えることにつながっています。

また、ドメインの管理代行に関しても、当社の場合はM&Aによって管理しなければならないドメインが増え、それぞれ取得した登録会社や時期が異なるため、またSSL対応なども実施しなければならなかったので管理が悩みだったのですが、窓口が一つにまとまり、自分たちで手を動かす必要もなくなりとても助かっています。

要望と期待
さらに積極的な提案や情報提供に期待

スカイアーチネットワークスへの要望や期待があればお聞かせください。

スカイアーチネットワークスは、当社の期待を裏切ることなく、柔軟で迅速な対応をしてくれます。

一度、基幹システムの導入の際、その運用を任せるベンダーにAWSの運用もまとめようと検討したこともあったのですが、スカイアーチネットワークスのような小回りの利いた対応は難しいということで、引き続きスカイアーチネットワークスに運用代行を継続してもらうことにしました。

今後はさらに、当社の要望に応えるだけでなく、積極的な提案や情報提供、エンジニア向けのセミナーの開催などにも期待しています。

「未来のライフスタイル」を見据え、集合住宅に求められる先進的なサービスを展開する株式会社ファミリーネット・ジャパン。「インターネット × エネルギー」という2つのビジネスフィールドに注力し、サービスの企画・開発、施工、運用・保守業務までをワンストップで提供しています。コーポレートサイトのリニューアルとさらなるサービスの拡充のため、先進性・拡張性に富むAWSを選定し、スカイアーチネットワークスの「マネージドサービス」を導入しています。その目的や将来の展望などについて伺いました。

導入ポイント

会社概要
インターネットとエネルギーに関するサービスを集合住宅に提供

ファミリーネット・ジャパンの事業概要について教えてください。

「住まいの付加価値を高めつつ、住宅管理の効率化をサポートしています。」( 吉川氏)

ファミリーネット・ジャパンは2000年に設立して以来、「マンションライフサービスプロバイダ」として、最先端のテクノロジーを活用した暮らしを快適にするサービスを展開してきました。現在は、高品質なインターネット接続サービスとその付加価値としてのスマート掲示板やスマートホームサービスなどの「インターネットサービス」、電気やガスの小売サービスやHEMS(Home Energy Management System:エネルギーの見える化による節約システム)、太陽光発電、EVなどの「エネルギーサービス」が2本の事業の柱となっています。それら「インターネット×エネルギー」を融合し、住宅関連サービスなども組み合わせながらワンストップでサービス提供を行っています。

そして導入後についても、マンションデベロッパーや管理会社、管理組合などのお客様へマンション入居者専用ページなどを提供し、運用・保守業務の代行サービスも加えることで、住まいの付加価値を高めつつ、住宅管理の効率化をサポートしています。

利用状況
コーポレートサイトのリニューアルを機に「マネージドサービス」を利用

「マネージドサービス」の利用状況について教えてください。

当社では「インターネット&エネルギー」という比較的新しい分野でサービスを展開していることもあり、コーポレートサイトには会社や事業を広報・プロモーションする役割をもたせています。さらにご興味をお持ちいただいた方の問い合わせ窓口や、既存のお客様用ヘルプデスクの入り口としても機能させています。

従来のコーポレートサイトは2009年に立ち上げたのですが、その後22ものサービスがローンチされ、各々異なるドメインが立ち上がっているという状況でした。その都度増設を行い、更新や管理も手作業となり、ミスが起きやすい状況になっていました。ブランディングの観点からも、サービスサイトを整理してコーポレートサイトに集約することが望ましいと思われました。

そこで、まずは2018年の6月にコーポレートサイトをリニューアルし、追って9月までに22のサービスサイトの方も統合する予定です。リニューアルのタイミングでインフラにAWSを選定し、運用管理にスカイアーチネットワークスの「マネージドサービス」を利用することにしました。

インフラとしてAWSを選んだ理由を教えてください。

「インフラとして拡張性などの要件はもちろん、マインド面でも最新のものに触れていたいという思いもありました。」(佐藤氏)

AWSを検討したきっかけは、それまでのインフラ(自社サーバー)では何かと制約があり、やりたいことをやれない可能性が出てきたことです。

あらたに自社サーバーを導入するにも運用・保守に大きな負担が生じており、そろそろ限界に感じていました。特にセキュリティ面での不安があり、すべての窓口となるコーポレートサイトとして、信頼性や可用性を確実に担保する必要があったことも大きな理由です。

そして、さらに今後もサービスが増えることは明らかであり、中長期的にはIoTやAIなどの最新技術を活用したサービスが登場することになると思います。そのインフラとして拡張性などの要件はもちろん、マインド面でも最新のものに触れていたいという思いもありました。

選定理由
要件第一で選定。展開のスピードと柔軟な対応力に満足

スカイアーチネットワークスの「マネージドサービス」を導入された経緯を教えてください。

AWSを導入する際に前提として、運用管理の負荷を軽減し、安定した環境を手に入れるためには、当初から外部のエキスパートに委ねるのが望ましいと考えていました。しかし何社かを比較というより、自社の要件にかなうかどうかだけを基準として選びました。そしてスカイアーチネットワークスから提案されたパッケージがぴったりと一致したので、お願いすることになりました。

とにかく早々のリプレイスを希望していたので、「展開のスピード」と「柔軟な対応力」については特に感謝しています。オンプレで環境を構築しようとすれば2~3ヶ月はかかるような要件も、お願いして2週間でご用意いただけましたし、「やりたいこと」を伝えるだけで先回りして整えていただけることも大変助かりました。

導入効果
各担当の施策展開スピードが増し、「見えないコスト」の削減効果は大。

「マネージドサービス」の導入効果について教えてください。

まず、施策の対応スピードが早くなったことでしょうか。これまでは何か実装する度にシステム部門を通す必要があったので、依頼の数が多くなるとシステム部門の負担になっていましたが、技術や知識が追いついていなくても、担当者レベルのやり取りで実現したいことを具現化できるようになりました。何かやりたい時に直接スカイアーチネットワークスに相談すれば、インフラ側の対応がすぐに返ってくるのは本当にありがたいですね。システム担当者が本来の仕事に注力できるようになり、結果として施策自体のスピードが飛躍的に高まりました。

なおコスト的には少しアップしましたが、システム担当者含め、トラブル対応などにかかっていた見えない人件費が大きく削減できたので、全体としては大きなコストダウンにつながりました。ただ、コストが可視化されると、これまで見過ごされていたITコストに経営層の目が届くようになるので、ややプレッシャーになっているかもしれません。しかし、システム自体の費用対効果を意識するようになり、結果としてはよかったと思っています。

要望と期待
同じインターネットの世界で協力し合えるパートナーとして期待

スカイアーチネットワークスへの要望や期待があればお聞かせください。

「同じインターネットの世界にいるパートナーとして情報共有にも期待したいと思います。」(金内氏)

コーポレートサイトのリプレイスが完了し、引き続き9月までには22のサービスサイトの方を統合する予定です。スケジュール的にかなり緊張感をもって進める必要があるので、最後までしっかりと伴走をお願いしたいと思います。そして、すべてがリプレイスできてからがいよいよ本番です。当社の「インターネットサービス」「エネルギーサービス」の新サービス開発や機能強化などのために、今以上にテクノロジーやトレンドをつかむことが重要になるでしょう。ぜひとも同じインターネットの世界にいるパートナーとして情報共有にも期待したいと思います。

商業施設を対象とする照明器具専門メーカーとして国内トップクラスの実績を持つ遠藤照明では、2017年のコーポレートサイトのリニューアルに際して、AWSおよびスカイアーチネットワークスの「マネージドサービス」を採用しました。その目的と経緯、中長期的な展望について、同社 管理本部 情報システム管理部の永野氏、早川氏にお話をうかがいました。

導入ポイント

会社概要
照明器具のエキスパートとして、より快適な光空間を創造

遠藤照明の事業概要について教えてください。

店舗やオフィス、学校、病院など法人のお客様を中心に各種照明器具の企画から、製造・販売までワンストップでサービスを提供しています。現在は照明器具の専門メーカーとしてだけでなく、グループ内では機器のレンタルやエネルギー効率のコンサルティングによる「環境ソリューション事業」や、照明と合わせた快適な空間づくりを創出する家具ブランド「AbitaStyle」を立ち上げるなど、”光”に関する様々なサービスを展開しています。

1972年に船舶用の照明器具製造より事業を開始した、業界内では比較的若い会社になりますが、早くから事業者様用に商品カタログを作成して配布し、希少性の高い一点物にも対応するなど、お客様の要望やニーズにきめ細やかに応える姿勢を貫いてきました。設計・建築会社のお客様のご要望に応えて1997年よりWebサイト上から商品のスペックや図面データのダウンロードができるようにしたのも、私達が業界で初めてのことです。

利用状況
コーポレートサイトの更新を機に「マネージドサービス」を利用

「マネージドサービス」の利用状況について教えてください。

1年前にコーポレートサイトをリニューアルすることになり、インフラとしてAWSを導入することを決定しました。その時からスカイアーチネットワークスの「マネージドサービス」を利用しています。以前は制作会社を介してのやり取りでしたが、現在はスカイアーチネットワークスと直接お取引しています。困ったことはもちろん、ちょっとした技術的な相談もすぐにできるので大変助かっています。

インフラとしてAWSを選んだ理由を教えてください。

コーポレートサイトのリニューアルの目的は、いわば「第二の営業担当者」としての拡充です。これまで若手を中心に営業担当者がカタログをお持ちするなど、お客様に直接アプローチしていましたが、メールやチャットなどでのコミュニケーションが増えてきました。新規顧客の獲得についても、主戦場はインターネット上に移りつつあります。

「困ったことはもちろん、ちょっとした技術的な相談もすぐにできるので大変助かっています。」(永野氏)

そこでコーポレートサイトにはブランドサイトとしてのデザインのブラッシュアップやコンテンツの充実はもちろんですが、加えてお客様との接点の創出やマーケティングツールとしての役割も持たせていこうと考えました。たとえばメルマガ発行や閲覧などを顧客ごとに管理するために、社内の顧客管理システムやMAツールの「マルケト」との連携も必要です。いっそう高い信頼性やセキュリティなどが求められ、既に実績のあるAWSを選んだわけです。

これまでも業界内では比較的早くからIT関連に対する投資を積極的に行なってきており、社内の空気としても新しい技術を取り入れることに対して前向きです。そうしたこともAWSの選定には影響しているように思います。

選定理由
専業である安心感と対応のスピード。率直なコミュニケーションにも好感

スカイアーチネットワークスの「マネージドサービス」を導入された経緯を教えてください。

レンタルサーバーを利用していた1年前まで、ほぼ自前での運用・管理を行なっていました。しかし、管理する範囲も量も増え、社内での負担が大きくなっていたので、AWSへの移設を機に外部への運用管理委託を検討していました。その際に複数のコンサルから名前が出ており、かつネット上でも評判のいいスカイアーチネットワークスを候補としたわけです。

決め手はやはりスピード感ですね。プロジェクトは東京、システムは大阪だったので、テレビ会議で何度かやり取りして、既に固まっていた要件に対して、すぐに「ご要望どおりでいけます」と心強い言葉をいただいたので即決という感じです。リニューアル時の移設に関しては制作会社が入ってもどかしい時もありましたが、今は直接やりとりしてスピードと対応力ともに満足しています。範囲外かなと思われることについても、「できる・できない」「こうすればできる」と過不足なく率直な回答が返ってくるので当方としても迅速に判断できます。

導入効果
インフラの運用管理負担がほぼゼロに。本来の戦略的な仕事に集中。

「マネージドサービス」の導入効果について教えてください。

やりたいことは100%できていて、それもストレスなくできているのが最大の効果でしょうか。データのメンテナンスは毎月のように行なっていますし、ソフトやシミュレーションについてはプログラムや数字の変更、テストなどを頻繁に行なっています。かつてカタログは2年に1回の改定でしたが、今は毎日でも新しい情報を提供できています。照明器具のデータは細かくデジタル化されていて、LEDの光源性能が頻繁に変わるなど管理は煩雑ですが、インフラについては全く意識する必要がないというのは助かります。

「やりたいことは100%できていて、それもストレスなくできているのが最大の効果でしょうか。」(早川氏)

以前はデータベースにインデックスが溜まって反応が遅くなったり、そのつけ直しで3ヶ月に1回は土日出勤したり、なにかと手間がかかりましたが、AWSだとすべてが揃っておりなにもしなくてよいというのは、想像以上に快適です。今期はリニューアルと移設に集中しますが、その後は運用管理の負担がなくなった分、さらに新しい施策に注力していきたいと思っています。

サーバー運用・マネージドサービス

要望と期待

スカイアーチネットワークスへの要望や期待があればお聞かせください。

中長期的には、現在「お役立ちツール」として提供している照明に関する様々なシミュレーターやソフトウェアなどについて、拡充を図っていくことになると思うので、その際には相談に乗っていただきたいですね。というのも最近AIを用いたアプリケーションを開発したのですが、爆発的にデータ量が増え、このままさらに複雑なAIやIoT、VRといった最先端の技術を用いれば、相当インフラに負担がかかることが予想されます。そうした中長期的な施策に対する拡張性やサポート力もAWSと「マネージドサービス」に期待する部分です。

あと残り2事業分のWebサイトも9月中に統合する予定になっていますが、まずはそちらについて引き続きフォローいただければ幸いです。

株式会社式ヴェストは、織ネームや多種多様な副資材の企画・製造を行っています。織ネームはいわゆるブランドネームのことで、服飾のブランドを示す重要な資材です。近年は多くの服飾商品が流通し、それぞれにブランドアイデンティティを持たせるための副資材の重要性は高まってきています。また、スピーディな生産にも対応すべく、Webを利用したアパレル副資材を注文いただくシステム『ヴェストパートナー』を構築しています。従来よりも正確で簡単な発注管理を実現しています。

導入ポイント

事業概要
創業よりアパレル副資材で成長中。しかし近年は世の中のトレンドに合わせたITを使ったサービス提供体制を構築

株式会社ヴェストの提供するサービスについて教えてください

私たちは様々なブランドの個性を表すタグ、織ネームやタグの製造などを中心に事業を展開しています。アパレルの中で織ネームはブランドを表現する重要なアイテムの一つです。ブランドの顔と言っても過言ではありません。外部への情報漏洩はもってのほかです。

その一方で世の中のトレンドの変化に合わせ、素早く受発注から企画・製造までを行うためにWebサービスも企画・開発し、ご利用いただいています。こちらは私たちとお客様をつなぐ通販兼ポータルサイトとなりますが、こちらの運営も行っています。このWebサービスを使っていただくことで、お客様はアパレルの流通管理を効率化できますし、アパレルの企画などの本業に注力できるのです。私たちは受発注管理を効率化できます。重要な事業運営の鍵であると言っていいでしょう。

経緯、利用状況
決め手はクラウドに対する理解と信頼感

スカイアーチネットワークスに依頼する経緯を教えてください。

実は当初、スカイアーチネットワークスを含め3社程度からお話を伺っていました。当時は旧サーバー、社内システム上に発注システムを構築しており、メンテナンスの利便性、セキュリティの更新性などを考え、信頼のおけるクラウドサーバーへの移行を検討していました。

実際に3社へお話を聞いて、課題だった移行の進め方やセキュリティの議論を重ねると、具体的な課題が見えてきました。スカイアーチネットワークスへ決めたのは、他社ができない・持ち帰って検討するといったことがあったのに対し、対応が難しいだろうところも工夫をしていただけたのと、クラウドだけの理解にとどまらず、当社のビジネスに対し真摯に向き合って頂けたためです。レスポンスも良く、信頼ができそうだと思いました。

現在のクラウド周辺環境はどのような状況でしょうか?

現在はサーバー管理(運用・監視)、ドメイン管理、セキュリティ面ではWAF(Web Application Firewall)を利用しています。

前述した通り受発注というビジネスの要となる部分をシステムで行っているため、常に途切れない、万一障害があったとしてもすぐに復旧できる体制をとることが求められています。旧システムではその点を補強したいと考えていたので、クラウドへの移行を行いIT環境をアップデートするとともに、システム面でも運営体制面でもスカイアーチネットワークスへ依頼をし、強化をした次第です。

導入効果、期待いただくこと
ビジネスの可能性をさらに探っていきたい

導入後の運用などは問題ありませんか

はい、導入して半年が経過していますが、全く問題なくサービスを運営できています。

このようにAWSへ移行しても問題ないことが確認できたので、他のサーバーからの移行も検討している状況です。また、現在はクラウドを活用して新しいアプリケーションやサービスの開発も検討しています。先々の事業展開ができ、ビジネスの可能性が広げられたきっかけであったと思っています。

今後ご期待いただくことを教えてください

そうですね、AWSはクラウドサーバーだけでなくSaaSのサービスとして様々なアプリケーションを提供していますが、それらサービスや活用方法について教えていただきたいです。

新型コロナウイルス対策を踏まえリモートによる取材にご協力頂きました。

営業の受注後の案件を管理するアフターサービス管理のCRM『CSOne(シーエスワン)』を開発・提供されているシーエスワン様の事例をご紹介します。CSOneはAWSクラウド環境でマルチテナントシステムとしてサービス提供するだけでなく、お客様のIT環境・ポリシーに応じて、顧客企業のオンプレミス環境へのシステム構築、どちらにも対応されているとのこと。その中でも今回はクラウド環境で、AWSを導入した事例についてご紹介していきます。

導入ポイント

会社概要
アフターサービス業務を管理するCRMをCSOne標準クラウドだけでなく、オンプレミス環境にも提供

CSOne様の事業について教えてください。

弊社は一言で言うと、アフターサービス(営業が受注した後のアフターフォローのサービス活動のこと)を管理するCRMのシステムを提供しています。提供の仕方ですが、お客様のIT環境・ポリシーに合わせて提供しており、SaaSでもオンプレミスでも対応が可能です。2019年12月現在、およそ80社・1万人のユーザー様にご利用いただいています。

業界としてニーズが多いのは、機械メーカー関連の企業様でしょうか。これまで保守はエンドユーザーの方からの依頼があって対応するという流れが多かったですが、最近は予防保全を強化される企業様が増えており、プロアクティブに保守を行っていくという考え方にシフトしています。いわゆる提案保守、壊れる前にメンテナンスを提案するという考え方です。そういった案件を管理するために弊社のシステムをご活用いただいています。その他にはサービス報告書の電子化に対応したサービスを探されていたり、店舗メンテナンスを管理したい、といったニーズがある企業様に利用されています。

選定理由
拡張するサービス『CSOne』の裏側を支えてくれるITパートナー

クラウドサーバー、AWSをご検討されたきっかけについて教えてください。

「拡張する弊社サービスの裏側を支えてくれるパートナーを探していました。」(三溝 氏)

きっかけは、より大きな受注があることも見込んで先んじて環境へ投資をしようと考えたことでした。当時はスケールアップの利便性や、例えば弊社ではIoTに関連する機能もついているので、IoT関連のユースケースがあることであったり、信頼性が十分かどうかといった点で検討を始めました。

また、保守管理に関しては、障害があったときに24時間365日に対応していないという課題を抱えていました。そのため導入から保守運用まで専門の部隊を持っている会社を探すに至ったという経緯がありました。様々な理由からオンプレミス/クラウドいずれも選択されるお客様がいらっしゃいます。拡張する弊社サービスの裏側を支えてくれるパートナーを探していました。

導入効果
AWSをはじめ、様々なサーバー環境まで含めて運用・保守をお任せできること

「マネージドサービス」の導入効果について教えてください。

「運用・保守を複数のベンダーに個別に依頼する必要がないので、私たちも運用上、効率化が実現できていると考えています。」(徳田 氏)

スカイアーチを選んだ理由は2つあります。私たちの開発・提供するシステムは、お客様のIT環境やポリシーに合わせて提供するという対応力もお客様にとっての魅力の一つであると考えています。そのため、スカイアーチのように弊社のお客様の様々なサーバー環境まで含めて運用・保守を担っていただけるのはとても助かっています。お客様に安心感を持っていただけるのはもちろんですが、運用・保守を複数のベンダーに個別に依頼する必要がないので、私たちも運用上、効率化が実現できていると考えています。

2つ目は24時間365日の運用・保守をお任せできることです。1つ目の理由と重複する部分もありますが、24時間265日の運用・保守をお任せできるということはやはり安心感があります。また、運用・保守の部分をお任せすることで私たちはサービスの開発にリソースを集中させることができます。
以上の理由からAWSの導入・運用・保守全てお任せできるスカイアーチを選びました。

要望と期待

スカイアーチへご要望やご期待があればお聞かせください。

おかげさまで導入企業様やユーザー様の数は順調に増えていっているところです。クラウド環境のスケールアップや可用性の強化などに関して、ご提案をいただきたいと思っています。

「さあ、新しいホテルを創造しよう」というビジョンのもと、ホテル運営を主軸に、送客支援やホテル開発のコンサルティングなど幅広く手掛け、日本全国でホテルを展開するソラーレ ホテルズ アンド リゾーツ。ここでは、オンプレミスで稼働していたWEBサイトをAWSへリプレイスし、スカイアーチネットワークスの「マネージドサービス」を利用いただいています。リプレイスの経緯や目的、導入後の効果について伺いました。

導入ポイント

会社概要
"街と共に、お客様の人生をより楽しく、より豊かに。"をミッションにホテル運営事業を展開

ソラーレ ホテルズ アンド リゾーツの事業について教えてください。

ソラーレ ホテルズ アンド リゾーツは、ホテル宿泊やカフェ・レストラン・宴会場などの料飲部門、大浴場やスパの運営、アセットマネジメント、フランチャイズの運営をしています。長年培ったノウハウや幅広いお客様のニーズに合わせた多様なブランド運営で、オーナー様のビジネスを最大化できるよう、オペレーションサービスの提供やスタッフの派遣など、ホテル運営をトータルサポートさせていただいています。

また、街とつながる新しいホテルの形をめざし、その街の皆様の憩いの場、またホテル宿泊のお客様との交流の場をご提供できるようなカフェやレストランの運営もしています。

利用状況
オンプレミス時代のサーバー管理から、AWSへのリプレイスを依頼

スカイアーチにご依頼された業務について教えてください。

スカイアーチさんとはもう長年のお付き合いで、オンプレミスの頃からサーバー管理・運用・保守を対応いただいています。また、サービスサイトのリニューアルと合わせてオンプレミスで5年経ったサーバーをクラウドに移行することになり、そのプロジェクトもお願いしました。

サイトリニューアルは、以前のトレンドに合わせて観光の要素が盛りだくさんの構成だったものを、原点回帰させようというもの。いかに簡単に予約までたどり着けるか、情報はできるだけ削ぎ落して、シンプルにかつモバイルファーストなデザインを考えました。それと合わせて実施したリプレイスは、以前からスカイアーチネットワークスさんからご提案いただいており、いい機会だと思い採択しました。

導入背景
一般的なものとして定着してきたクラウドへの抵抗はなかった。本業に専念するためにも導入を決断。

クラウドへ移行された背景を教えてください。

会社で取り入れる設備は「その時代に合った最善のものを取り入れる」という方針である中、物理サーバーを持っていること自体、遅れていると認識していました。世の中を見てみても、「クラウドファースト」(クラウドを優先したシステム構築)から、「クラウドネイティブ」(クラウド利用を前提とした製品)という言葉が飛び交うようになったように、クラウドはもはや画期的で珍しいものではなく一般的なものとして定着しつつありました。また、容量もフレキシブルで、オンプレミスよりも柔軟性が高いことや、我々のような繁忙の差がある業界は相性が良いというクラウドの特長も理解していましたから、リプレイスへの抵抗はありませんでした。

リプレイスに加え、マネージドサービスを導入した背景はまた別にあるのでしょうか。

当社は社内のITリソースが潤沢ではなく、全てを内製化するのは難しい環境です。本業に専念するためにも、アウトソーシングで任せられる部分は委託したいと考えています。また、大企業のように社内にIT先鋭部隊が確立されているわけはありませんし、専門家にお願いした方が安心です。オンプレミスの頃からの繋がりもあり、スカイアーチさんのマネージドサービスを利用させていただきました。

選定理由
長年で培われた信頼関係と安心感。リプレイスに至る経緯や課題を理解した上での提案が決め手。

クラウドの中でも、AWSを選択された理由を教えてください。

インフラ関係の管轄は我々マーケティングチームではなくIT部門なのですが、そのIT部門で既にAWSを活用した事例があったという点がひとつ。あとは、クラウドのAWSは主流という印象があり、実際にトップベンダーとして業界を牽引する存在です。スカイアーチさんからのお墨付きもありましたから、間違いないだろうということで、AWSを採用しました。

リプレイスにあたり、スカイアーチネットワークスを選択いただいている理由を教えてください。

「長年で培われた信頼関係もあり、他を探したり、変える必要もないと思いました。」(滑川 氏)

会社のバックグラウンドを把握してくださっている安心感です。オンプレミスの頃から管理・運用をサポートいただいており、担当の岡田さんも古くから知っている間柄。クラウド移行に至るまでの経緯や当社の課題を理解された上で、意図を汲み取ったプランを提案してくれました。これまでも円滑に対応してくださっていましたし、長年で培われた信頼関係もあり、他を探したり、変える必要もないと思いました。

導入効果
45%のコストカットを達成。本業に専念できる環境に。

AWSを導入された変化はありましたか。

今回のリプレイスによって、45%のコストカットを達成できました。削られた予算を活用してセキュリティ対策ソフトを導入し、安全性の強化を施しましたが、それでも以前より費用が低減。オンプレミスの頃はサーバー本体や周辺機器を維持するためにコストがかさんでいましたが、クラウドでは所有するハードウエアは最小限で、機材が壊れるといった障害が起こることも殆どなくなりました。

また、サーバーの負荷分散を行うロードバランサーが低価格で済むことや、SSL認証の維持費がかからないことも、コストカットに寄与しています。ここ2年ほどでホテルのブランドごとのドメインが一気に増え、SSL認証を得るまでのプロセスに手間がかかり、維持費も負担になっていました。AWSのACM(AWS Certificate Manager)を利用することで、SSL認証の一連のプロセスが不要となり、リソースとコスト双方の負担を軽減できたのは大きな成果です。今後はスカイアーチさんからご提案いただいたリザーブドインスタンスの購入を検討しており、より一層コストカットが進むことを期待しています。

今後スカイアーチネットワークスに期待することはありますか。

トラブルなく保守いただけることが一番です。それに加えて、ビジネスに役立つ情報をご提案いただくことも意識していただきたいと思います。お付き合いを継続する以上、サービスを売ったから終わりではなく、メンバーが一丸となって、常に最善の状態に改善できるのがベスト。障害がなくなることで連絡の頻度が減るのは喜ばしいことですが、放置されるのでは困ります。安定稼働ができてきたときに、サーバー管理者としてどんな提案が出てくるのか。それによってまた一歩先に進展できるのではないかと思いますので、スカイアーチさんのご提案を楽しみにしています。

実技実学を重んじ、建築・機械・福祉・医療などの分野で社会に貢献するエキスパート人材の育成に取り組む「福田学園」。各学校の教職員が利用するファイルサーバーとAD(アクティブディレクトリ)サーバー、学校用教務事務パッケージを、オンプレミスからAWSへリプレイス後、2017年5月からスカイアーチネットワークスの「マネージドサービス」を利用しています。その経緯や目的、導入後の効果について伺いました。

導入ポイント

学校概要
医療・福祉および建築・機械の分野における実学教育を実践

学校法人福田学園の事業について教えてください。

建築や機械などモノづくりの専門学校である「大阪工業技術専門学校」、医療福祉分野で活躍する理学療法士・作業療法士・言語聴覚士を養成する「大阪リハビリテーション専門学校」、「大阪保健医療大学」と、現在は3つの学校の運営を行なっています。

もとは明治28年に大阪で創設された工業専門技術者を育成する「製図夜学館」から始まり、その後学校法人化し分野を広げてきました。今日まで「専門知識(学問)、技術(実習)、そして人間尊重(心)を兼備し社会に貢献する人材の育成」という建学の理念は受け継がれており、日本の基幹産業の1つであるモノづくり、そして高齢化社会の到来に伴いニーズの高まる医療・福祉の分野における人材育成を担う学校として、社会に貢献しています。

利用状況
インフラにAWSと「マネージドサービス」を採用

スカイアーチネットワークスの「マネージドサービス」の利用状況について教えてください。

現在は、教職員が使うファイルサーバーやログインを管理するアクティブディレクトリ、そして「Campusmate-J」という学校用教務事務パッケージの3つのシステムのインフラにAWSとスカイアーチネットワークスの「マネージドサービス」を利用しています。

学校には複数のシステムが導入されていますが、スピードやコストメリット、運用管理の効率化などを鑑みて、SaaSなどを組み合わせて活用することを基本姿勢としています。しかし、前述の3つのシステムについては当校の業務の特質上、AWS上にまとめて運用管理しています。

課題と経緯
前任担当者の退職に伴い、AWSの運用体制見直しが必須に

スカイアーチネットワークスの「マネージドサービス」を導入された経緯を教えてください。

直接的な理由は、前任者が退職することになり、内部で管理ができなくなったことです。私が引き継ぐことになったのですが、もともと広報担当者としてWebサーバーなどの管理は行なっていたもののAWSの管理となると難しく、外部に運用管理を委ねる必要がありました。

その際にWEB検索をして、AWSの運用をしてくれる会社を何社か探し、前任者とともに検討した結果、スカイアーチネットワークスの「マネージドサービス」を採用しました。2016年の12月に問い合わせをして、そこからすぐにご対応いただき、2017年5月から現在まで1年半ほど運用管理をお願いしています。

選定理由
コストの見当がつけやすく、求めている内容が網羅されていた

インフラとしてAWSを選んだ理由を教えてください

もともと物理サーバーを購入し、データセンターのラックを契約して管理していました。データセンターは大阪市内にあったのですが、当時は何かあるとすぐにデータセンターに駆けつけていました。古くなったら買い換える必要もありますので、オンプレ時代はとにかく管理が大変でした。

「当時は学校法人のAWS利用はほとんど事例がなく、半年くらいかけて試行錯誤しながらリプレイスを進めていきました。」(小濱氏)

そこで2013年に前任者が調べて、どうやら移行するならクラウドが良さそうだということになり、拡張性などに期待してAWSに載せ替えることを決めました。前任者は前職で大手通信事業者のIT部門にいたこともあり、技術に明るい人ではありましたが、当時は学校法人のAWS利用はほとんど事例がなく、半年くらいかけて試行錯誤しながらリプレイスを進めていきました。最初はAWS利用料金のはっきりした金額が出ず、上を説得するのに時間がかかりましたし、「Campusmate-J」もAWS上で動かした前例がなかったため想像以上に調整が必要でした。正直、最初の頃はトラブルも多く、かなり苦労しました。学生の成績や個人情報なども管理していたので、動かなかったらどうしようかと心配していたのを覚えています。

「マネージドサービス」の選定理由はどのあたりにあったのですか。

当時、様々な会社のWEBページを見たのですが、運用サービスを提供している会社のホームページでは料金が「別途ご相談」となっていたり、サービスの提供範囲が分かりにくいことが多かったように思います。その中で、スカイアーチネットワークスは料金の詳細資料もあり、コストの見当をつけやすく、「マネージドサービス」の内容もお願いしたい部分が網羅されていることが分かったので前任者もこれなら安心して任せられると決めました。

導入効果
1年半安定運用。例えるなら主治医のような存在

『マネージドサービス』の導入効果についてはいかがでしたか。

まったく不安なく管理を移行できています。AWSにリプレイスした直後の1年間の不安定さも側で見て知っていたので、とにかく安心感があるのはありがたいです。

運用をお願いして約1年半が経った今、特に大きなトラブルもないので保険のようなものかなと思いましたが、インスタンスやバックアップの管理など定期的に作業が発生しているので、保険としての安心感だけではなくサポートサービスを受けている感覚もあります。いざというときに頼り先があるのは安心ですし、例えるなら保険というより、自分以上にシステムを理解し異常に気付いて治療してくれる主治医みたいな存在ですかね。

要望と期待
継続的な安定運用や新しい取り組みへの伴走にも期待

スカイアーチネットワークスへの要望や期待があればお聞かせください。

今から5年前のAWS移行時は前例がなく試行錯誤の連続で大変でしたが、それを乗り越えて、ようやく安心できる場所にたどり着いたという感じがします。当面はおまかせして他の業務改善に集中したいと思っています。

ただ、オープンソースのeラーニングプラットフォームを今別のクラウドに乗せて使っているのですが、もしかしたらAWSに移行することになるかもしれません。また新しい挑戦をすることになったら、ぜひサポートいただければと思います。

50代からの心豊かな生き方・暮らし方を提案する女性情報誌「ハルメク」。書店販売せず定期購読のみで16万部とシニア女性誌部数No1(※)を誇り、通販カタログやイベントなどニーズを捉えた展開でがっちりとシニア女性の心を掴んでいます。新規ユーザーの獲得窓口として2018年8月より公式WEBメディア「ハルメクWEB」を開設。そのインフラとしてAWSとスカイアーチネットワークスの「マネージドサービス」を採用しました。その経緯や目的などについて伺いました。

日本ABC協会発行社レポート(2017年7月~12月)シニア女性誌販売部数

導入ポイント

会社概要
女性情報誌「ハルメク」を中心に、シニア向けサービスを展開

株式会社ハルメクの事業概要について教えてください。

50代からの女性を対象とした月刊情報誌「ハルメク」を発行し、書籍出版や通信販売、店舗、イベント開催、ヘルスケア事業など、各種事業を展開しています。「ハルメク」は1996年に創刊したシニア女性向けのライフスタイル情報誌で、2016年よりリニューアルして現在の誌名になりました。書店販売は行なっておらず、すべて定期購読でのお届けで16万部の部数を誇ります。

お届けの際2冊の通販カタログを一緒にお届けしており、カタログに掲載されているファッションやコスメ、食品、インナーなどの商品は、オリジナルのものが数多くあります。

百貨店などに取扱商品を販売する店舗「ハルメク おみせ」も出店しています。また、旅行や講座などのイベントも開催しており、年間で約2万人が参加しています。

月刊誌を中心に根強いファンづくりに成功している理由として、読者のライフスタイルにしっかりとフォーカスしていることがあげられます。2000人を超えるモニター組織である「ハルトモ」でのヒアリングとともに、読者アンケートや編集部員との座談会などを随時開催し、細やかなニーズ把握に努めています。

課題と経緯
WEBメディアの開設にあたりインフラの運用管理に不安

どのような目的・経緯でWEBメディアを立ち上げられたのでしょうか。

これまで新聞広告と口コミで定期購読者を増やしてきました。しかし、今後のことを考え、プレ世代である40~50代にもリーチすることを目的に、オリジナルコンテンツを中心としたWEBメディアを2018年8月に立ち上げました。先日スマートフォンを特集した際も大反響があり、部数も大きく増えたことを鑑みると、50代以上の現読者もネットとの親和性が高まっていることは明らかで、新しい読者とのコミュニケーションの場としても期待しています。

インフラとしてAWSを選んだ理由を教えてください。

これまでインターネットでの露出はほとんどなく、事業としても経験がなかったので、経験のあるスタッフを集めてチームを立ち上げるところから始まりました。

WEBコンテンツで安定した読者を集められるようになるまでは時間がかかりますので、初期費用が高い物理サーバーより、コンテンツが増え、それに応じてアクセスも増えたら、少しずつ拡張ができるAWSが望ましいと考えました。

選定理由
初めてのWEBメディアゆえに「安心感」が一番の理由

スカイアーチネットワークスの「マネージドサービス」を導入された理由や経緯を教えてください。

「24時間365日の監視体制に安心感があったことからスカイアーチネットワークスの「マネージドサービス」を選びました。」(矢吹氏)

社内にインフラの専門家がいなかったので、AWSの運用管理は完全に外部の専門家に一任したいと考えていました。そこでスカイアーチネットワークスも含めた2社を候補として検討したのですが、サイト制作会社からの推薦があったこと、そして24時間365日の監視体制に安心感があったことからスカイアーチネットワークスの「マネージドサービス」を選びました。

利用状況と効果
構築4ヶ月、利用1ヶ月現在でトラブルもストレスもゼロ

「マネージドサービス」の利用状況について教えてください。

2018年4月くらいからお話をさせていただき、オンタイムでスケジュール通りインフラ構築を進めていただきました。逆に当社のサービス開始が1ヶ月ほど延びたので、そのときだけご調整いただいた程度で、オープンの8月以降もまったく問題なくサポートいただいています。

社内に専門家がいないので「こういうことをやりたい」という、ざっくりとした要件の出し方だったと思います。それでも、当方の意図を汲んだ丁寧なご対応をいただいたので、ストレスもありませんでした。

『マネージドサービス』の導入効果についてはいかがでしたか。

振り返ってみると、Webメディアのコンテンツだけでなくオンラインショップ「ハルメク 通販サイト」なども併設し、いろいろなベンダーのシステムを入れているので、調整もあったと思うのですが、まったく問題なく動いています。今後については、よりフィットする情報や商品をご紹介するためにAIやリコメンデーションの利用も検討しているところですが、インフラを気にすることなく企画を考えられるのはありがたいと思っています。

また「マネージドサービス」導入の決め手となった24時間365日の監視体制についても、その効力を実感する機会は今のところ無いのですが、何もないことが一番だと思っています。

要望と期待
ロイヤルティの高い読者の信頼に応える安定運用を

スカイアーチネットワークスへの要望や期待があればお聞かせください。

「ハルメク」の読者の皆さんは、あちらこちらを検討するというより、気に入った物を選んで長くお付き合いするという方が多く長期的に購読いただいています。おそらく「ハルメクWEB」や「ハルメク 通販サイト」に対しても愛着をもっていただけることでしょう。でも、それだけにサービス品質について厳しいところもあると思います。ぜひともその信頼を裏切らないように、引き続きの安定運用をよろしくお願い致します。

株式会社ブレイク・フィールド社(以下、ブレイク・フィールド社)では、ファイナンス専門のニュースサイトや国内最大級のカード比較サイトをAWS上で運営。その稼働監視と保守運用にスカイアーチネットワークスの「マネージドサービス」を利用しています。サービス導入の経緯について、株式会社ブレイク・フィールド社 クリエイティブグループ グループ長 永田 拓司氏、クリエイティブグループ プログラマー 久保 拓也氏、クリエイティブグループ ディレクター 脇野 ゆりえ氏に伺いました。

導入ポイント

会社概要
インターネットメディア事業とデジタルマーケティング事業を展開するブレイク・フィールド社

事業内容について教えてください。

当社では、インターネットメディア事業とデジタルマーケティング事業を中軸に事業を展開しており、国内はもとより、ベトナム、タイなど東南アジアにおいても同様のサービスを提供しています。

インターネットメディア事業においては、ニュースサイトや比較サイトなど約10の自社サイトを連携した国内最大級のファイナンス専門メディアを運用しており、総月間UU(ユニークユーザー)数は約100万UU(2017年10月時点)におよびます。

また、ニュースサイト「ファイナンシャルフィールド」に関しては、業界最大手を目指して、国内有数のポータルサイトやニュースサイト、ニュースアプリなどと積極的に連携を図っています。

社名の由来を教えてください。

「ブレイク・フィールド」とは、「新天地を切り開く」という意味となります。常に、新しい分野を開拓する企業でありたい、前進し続ける企業でありたい、開拓者・挑戦 者が集まる企業でありたい、という思いから命名されています。

利用状況
AWSへの移行にあたり、サポートやアドバイスも活用

『マネージドサービス』を利用しているシステムについて教えてください。

「スカイアーチネットワークスのサポートを継続して受けられることも、AWSへの移行を決断するポイントとなりました」(永田氏)

ニュースサイトや比較サイトなど約10の自社サイトを運営するインフラの稼働監視と保守運用を、スカイアーチネットワークスにお願いしています。

インフラは2017年7月からAmazon Web Services(以下、AWS)へと移行したところです。AWSに移行する前のクラウドサービスを利用している時から、稼働監視と保守運用を依頼しており、今回、AWSへと移行する際には、新サーバの設計・構築・設定・移行に関するサポートやアドバイスもお願いしています。

なぜ、AWSへと移行したのでしょうか。

当社では定期的にシステム環境などの見直しを図っています。旧インフラにおいて、致命的な問題があったわけではないのですが、OSやミドルウェアの環境が古くなってきたので、今回の見直しを契機に、最新の環境への移行を検討することにしました。

いずれにせよインフラの刷新を図るのであれば、国内外で導入する企業が急増しており、先進的なサービスを積極的に展開しているAWSを活用したいと考えました。スカイアーチネットワークスにも相談したところ、インフラとしての信頼性が高く、拡張性などに優れていることも確認でき、引き続き「マネージドサービス」の利用も継続できるということで、AWSへの移行を決めました。

導入背景
サービスのダウンタイムを最小限に抑えるため「マネージドサービス」を利用

インフラの保守・運用サービスを利用している背景を教えてください。

「サイトが停止すれば、大きな損害へとつながりかねません」(久保氏)

当社は少数精鋭体制で事業を運営しており、メディア事業においてもサービスの開発や拡充へとリソースを集中的に投下するため、 インフラに関しては専門家に任せるというのが基本的なスタンスとなります。

特に監視に関しては、24時間365日体制での対応が必要となりますが、 社内のリソースだけでカバーするのは容易ではありません。

なぜ、24時間365体制での対応が必要なのかというと、インフラにトラブルが発生してサービスが停止してしまうと、メディアとしての信頼性を失うだけでなく、当社メディアに広告を掲載していただいているクライアント様にも迷惑をかけてしてしまいます。

「サイトが停止すれば、大きな損害へとつながりかねません」(久保氏)

さらに、サイト集客のための広告出稿もしていますので、誘導する先のサイトが落ちていれば、機会損失にもなり、場合によっては大きな損害・損失を生み出すことにもつながりかねません。 AWSであっても、システムトラブルが発生するリスクを0%にすることはできません。トラブル発生を未然に防ぎ、たとえトラブルが発生したとしても、いち早くその状況を把握することが、サービスのダウンタイム、すなわち損害・損失を最小限に抑えることにつながります。そのため、スカイアーチネットワークスの「マネージドサービス」を利用しています。

選定理由
運用代行や監視サービスだけでなく、サイト運営に関する周辺サポートも評価

『マネージドサービス』を採用した理由を教えてください。

「スカイアーチネットワークスの対応には、とても満足しています」(脇野氏)

単にAWSの稼働状況の監視や設定を代行してもらっているだけでなく、次のような理由からスカイアーチネットワークスのサービスを利用し続けています。

  • AWSを活用する上でのアドバイスやサポートが受けられる
  • AWS上でのアプリケーションの開発に関する技術的な相談にも乗ってもらえる
  • AWSをはじめとしたクラウドサービスにおける実績が豊富である
  • AWSへの移行に関して、設計から構築、運用までトータルでサポートしてもらえる
  • 対応が丁寧かつ迅速で、わかりやすく説明してくれる

導入効果
システムの開発・運用に集中できることが最大の導入効果

『マネージドサービス』の導入効果について教えてください。

何かトラブルが発生したり、トラブルの兆候があれば、即座に詳しい状況を知らせてもらえ、さらに、取るべき対応についてのアドバイスももらえます。そのため、普段はインフラの稼働状況を気にする必要がなく、システムの開発・運用に集中できることが最大の導入効果だと捉えています。

また、AWSに移行する際に、検討段階から相談に乗ってもらえたことで、問題もなくスムーズに移行できました。スカイアーチネットワークスのサポートを受けていて、本当に良かったと思っています。

要望と期待
機能やサービスの拡張に関するアドバイスやサポートにも期待

スカイアーチネットワークスへの要望や期待があればお聞かせください。

今後、突発的にサイトへのアクセスが集中した場合を想定して、オートスケールの機能なども導入することを検討しています。また、海外で展開しているサイトもAWSへと移行することで、機能や設定などの共通化を図っていきたいと考えています。

そのような機能やサービスの拡張に関しても、ぜひ相談に乗ってもらい、スピーディな導入や最適化に関する提案やアドバイスをもらえればと期待しています。引き続き、よろしくお願いいたします。

演劇・劇団の運営や関連製品のマーチャンダイジングを手がける株式会社ヴィレッヂ(以下、ヴィレッヂ)では、ECサイトをはじめとする複数のサイトをAWS上で運営。その稼働監視と保守運用にスカイアーチネットワークスの「クラウド運用代行」サービスを利用しています。サービス導入の効果について、株式会社ヴィレッヂ 演劇事業部 マーチャンダイズ&WEB チーフ 糸永 伸氏に伺いました。

ヴィレッヂ様における『クラウド運用代行』導入のポイント

会社概要
「劇団☆新感線」の企画・運営をはじめ、演劇関連ビジネスを多面的に展開

『クラウド運用代行』サービスを利用しているサイトについて教えてください。

一部を例に挙げると、「イーオシバイ・ドット・コム」、「エントレ」、コーポレートサイト等を、現在Amazon Web Services(以下、AWS)上のサーバで運用しており、その保守運用代行に「クラウド運用代行」サービスを利用しています。

各サイトの概要は、次の通りです。

サイト名 URL 概要
イーオシバイ・ドット・コム http://www.e-oshibai.com/ 劇団☆新感線をはじめとする演劇のDVDを販売するECサイト。一人でも多くの方に「演劇の感動と興奮」を伝えるため“観てみたい”、 “もう一度観たい”顧客へ、「演劇×映像」を提供している。
エントレ http://entre-news.jp/ 舞台・演劇に関するニュースを動画で撮影・編集。演劇ファンに向けたストレートな情報を提供しているサイト。日本を代表する公演から小劇場の注目作まで幅広いジャンルの公演の魅力を動画で伝えている。
コーポレートサイト http://www.village-inc.jp/ ヴィレッヂのコーポレートサイトとして、企業や事業の基本情報を提供。

また、当社で管理しているドメインも一元管理をお願いしており、スカイアーチネットワークスとは、ホスティングサービスを利用していた頃から、約10年間の付き合いとなります。

導入背景
クラウドを活用するのに、実績が豊富で信頼できるベンダーのサポートは必須

なぜ、ホスティング環境からクラウド環境(AWS)へと移行したのでしょうか。

「クラウドに対して不安もありましたがスカイアーチネットワークスからの説明を受けて、AWSへの移行を決めました」(糸永氏)

2015年からAWSへの移行を開始しました。旧サーバを運用していたハードウェアの老朽化や保守サポート切れが、その直接的な要因となります。

加えて、クラウドを利用することで新サーバの導入にかかる初期コストを抑え、今後、ハードウェアの入れ替えを気にする必要がなくなるという点。さらには、サイトへのアクセスが集中するのに備えて一時的にサーバ環境をスケールアウトできる点など、クラウドならではのメリットを享受したいという期待もありました。

しかしながら、当時を振り返ると、新たにハードウェアを導入してサーバを構築するか、クラウドを利用するかでかなり悩みました。

「クラウドに対して不安もありましたがスカイアーチネットワークスからの説明を受けて、AWSへの移行を決めました」(糸永氏)

なぜなら、「イーオシバイ・ドット・コム」ではECサイトという特性上、数多くのお客様情報を取り扱っているからです。大手ポータルサイトや大手企業におけるWebサイトからの情報流出事件なども報道されていましたので、クラウド環境でデータを保持することに漠然とした不安がありました。私自身を含め、当社にはクラウドやAWSのセキュリティや安全性に関して判断がつかないというのも、正直なところです。

そこで、クラウドでの運用によるメリットや安全性について、スカイアーチネットワークスなどに相談をして、運用性や安全性について確認・検討し、AWSへの移行を決めました。

それでも、まだ不安を拭えないという気持ちもありましたので、まずは個人情報を取り扱っていないコーポレートサイトや他のサイトから移行を開始して、状況を見極めながら「イーオシバイ・ドット・コム」を移行しました。

AWS以外のクラウドサービスは、検討したのでしょうか?

AWS以外のクラウドサービスも検討しましたが、コストパフォーマンスが高く、国内外での稼働実績が豊富であること。そして、AWSという新たな環境では、スカイアーチネットワークスのように実績が豊富で、信頼できるベンダーの支援は必須ですので、継続してサポートを受けられることも考慮して、AWSの採用を決めました。

導入効果
スカイアーチネットワークスに任せておけば大丈夫という安心感

『クラウド運用代行』の導入効果について教えてください。

ドメインの管理も含め、サーバ関連の業務をスカイアーチネットワークスに一任できる、良い意味で、「丸投げ」できるというのが、最も重要な導入効果だと捉えています。 社内には専門的なサーバやAWSの知識に明るい者はおらず、舞台の準備などが本格化するとサイトの更新にさえ手が回らないときもあります。残念ながらサーバのことを気にかけている余裕もありません。

スカイアーチネットワークスに任せておけば大丈夫という安心感があるので、普段はサーバのことやAWSのことを忘れることができます。担当者としては、それが重要なメリットだと感じています。

サーバのスケール調整などもあらかじめ指示を出しておけば、指定通りのタイミングで確実に実行してもらえます。ドメインの管理も、必ず更新しなければならないものと、更新が不要なものとタイミングがバラバラで、更新処理を忘れてしまうとドメインが使えなくなったり、不要なドメインの使用料を払わなければならなくなったりしますので、細かい部分ではありますが本当に助かっています。

評価と期待
説明が分かりやすい点と迅速な対応を評価

スカイアーチネットワークスへの評価をお聞かせください。

サーバに関することであれば、何でも相談できるのは本当に助かっています。今回のAWSの検証や移行はもちろんですが、アプリケーションの導入や設定などに関しても詳しく、CMSのバージョンアップをする際に、サーバ側で必要な設定や変更などに関するアドバイスを受けたこともあります。

しかも、技術的に明るくない私たちに対しても説明が分かりやすく、困っているときほど対応が迅速なので、とても頼りにしています。

最後に、要望や期待があれば教えてください。

EC事業もそうですが、今後も公演の配信など演劇や劇団の価値を高めると同時に、演劇文化を広げるためのサイトやコンテンツづくりを続けていくことが当社の役割の一つだと考えています。

インターネットやWebサイトを使った新しい取り組みを開始する際には、スカイアーチネットワークスのアドバイスや提案が必要です。サーバの保守運用だけでなく、さらなる情報提供や提案にも大いに期待していますので、よろしくお願いします。

要望と期待
今後のシステム拡張に対するアドバイスにも期待

スカイアーチネットワークスへの要望や期待があればお聞かせください。

課題であったサーバの刷新・移行を実現できたので、新たにCMS(コンテンツ管理システム)の導入なども検討していきたいと考えています。当然、スカイアーチネットワークスにはAWSの設定や最適化に関して相談に乗ってもらわなければなりませんので、これまでと変わらない対応やアドバイスに期待しています。

株式会社インフォキュービック・ジャパン様は、日本国内企業のウェブを使った海外進出の支援、そして、欧米、ヨーロッパ、アジア企業の日本進出の支援を行う会社です。多言語サイト制作事業にて、AWSクラウドとともに『マネージドサービス』を導入いただきました。その経緯と効果について同社、Global Creative Team Manager 山下 俊秀氏にお話をお伺いいたしました。

導入ポイント

インフォキュービック・ジャパン様について

事業内容について教えてください。

もともと、アメリカのコロラド州で創業し、海外のSEO事業を日本で展開する為、設立しました。現在では、お客様のニーズに応える形で、多言語SEO対策だけでなく、インフラの提案や多言語サイトの制作、リスティング広告などお客様の海外進出を支援するサービスを提供しています。社員の半分以上がネイティブに多言語が使えるメンバーで構成されており、名実ともに海外進出のお客様サポートが出来るところが弊社の強みです。

利用状況
中国サイトの制作に当たってAWSを採用

マネージドサービスの利用状況を教えてください。

いくつかサイトの運用をお願いしているのですが、AWSの事例は2案件ありまして、「某製薬会社」と「某不動産会社」の中国サイトの制作に当たってAWSを採用し、運用をスカイアーチさんにお願いしています。

マネージドサービスを採用していただいた経緯についてお聞かせください。

これまでは、お客様から来たサーバーに関する問い合わせは、弊社で一時受けを行い、業者への問い合わせなども対応していました。しかし、最近は、越境ECなど、お客様の利益に直結するところに携わるようになったことで、求められるレベルが以前よりも高度化してきています。これまでの体制では立ち行かなくなるだろうと考え、24時間365日のサーバー運用を任せられる会社を探し始めたことがきっかけです。

選定理由
AWSを選んだ理由は、世界に点在しているリージョン数が圧倒的に多いところ

スカイアーチを採用した理由について教えてください。

AWSの運用に特化している会社をWebで検索し、何社か比較しました。Webサイトがしっかりしていて、アワードの受賞歴や資格を取得しているところでアドバンテージが高かったと思います。また、Webを見ただけでソリューションが自分たちの求めている内容に合っていると判断できました。他社のページでは、載っていない情報が多く、自分たちが必要としていることを全て網羅していたのがスカイアーチさんでした。

何より、問い合わせ後に営業担当の秋吉さんにお会いした時に、私たちの質問に対して真摯に対応してくれたので、それ以上調べる必要がなく、信頼できると判断しました。

最初からクラウドを提案しているのでしょうか。

海外のサイトを制作する際には、表示スピードをどのようにしたら早くできるかという話になり、必ずサーバーの問題が話題に上ります。お客様のコスト感によって、レンタルサーバーとクラウドは使い分けています。安い代わりに遅くなることや性能が落ちると言ったリスクをご説明した上でレンタルサーバーを提案することもあります。我々はどうしても多言語のサイトを作るので、サーバーを日本に置いていると、CDNをかまさないとどんなに頑張っても5秒くらいの遅延が発生してしまいます。ECサイトにとって、5秒は致命的です。リスクをお伝えしたうえでお客様に判断いただいています。

AWSを採用した理由を教えてください。

海外Webサイトの場合、お客様はサイト表示スピードを気にされます。数あるクラウドの中でAWSを選んだ理由は、世界に点在しているリージョン数が圧倒的に多いというところです。特に中国のお客様が多いので、北京リージョンを持っているAWSの一択でした。

導入効果
「マネージドサービス」については、何もないことが最大の効果

クラウドの導入効果はありましたか。

今回、中国のサイトを制作するとなった時に、AWSの北京リージョンを活用したことで、表示スピードの問題を解決できたところはAWSの導入効果だと感じています。

「マネージドサービス」の導入効果について教えてください。

目に見えないものなので、何も連絡がなければ安心ですし、何より一次対応はやってくれるので、枕を高くして寝られます。(笑)「マネージドサービス」については、何もないことが最大の効果だと思っています。

また、インフラの部分を気軽にスカイアーチさんに相談できるようになったことで、提案の幅はこれからも広がっていくと考えています。心強いパートナーです。弊社の営業向けにクラウドの知識をフォローアップする為の社内勉強会を開催してくださったことについては、とても感謝しています。

今後の展開

今後の展開についてお聞かせください。

海外でのサイトの表示スピードをはじめ、弊社が良質なサービスを提供する上で、サーバーは切っても切れない関係です。今後弊社からお客様へ提案する機会は様々あると思いますが、サーバーの部分に関しては御社と組みながらご提案させていただければと考えています。

また、最近は動画を使ったマーケティングに注目しています。今後の展開としては、動画配信について相談させていただくことが増えて行きそうです。

要望と期待

スカイアーチネットワークスへの要望や期待があればお聞かせください。

これまでは、弊社がフロントに立って提案していましたが、これからは、信頼できるパートナーとしてスカイアーチさんを前面に出していきたいと考えています。まだあまり案件の無い頃から、親身に対応していただけたことがとても心強く、良いパートナーシップを末長く続けていただけると幸いです。

現場の声としては、営業担当の秋吉さんがいない時も、サポートの方が案件の内容を理解して迅速に対応していただけているので、助かっています。今後とも、よろしくお願いします。

スカイアーチネットワークスは、AWS アドバンストティアサービスパートナーです

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