Amazon CloudFrontとは?グローバルな配信ネットワーク


Amazon CloudFrontの概要

Amazon CloudFrontは、様々なAWSサービスと連携する CDN サービスです。

CDN(Content Delivery Network)とは、ウェブコンテンツを大量かつ高速で配信可能に最適化されたネットワークのこと。CDNを利用することで大容量のコンテンツでもサーバーに大きな負担がかからずレイテンシーを予防する効果があります。

今日、インターネット上では様々なコンテンツが大容量かつ高速通信を必要としますが、特に画像、音楽、動画、ゲームなどはリアルタイムで低レイテンシーの配信にCDNのニーズは高まっています。

Amazon CloudFrontの利点

Amazon CloudFrontは、世界中に分散されており、太平洋・大西洋、地中海などの大洋横断ケーブルで接続されている完全冗長性をもつパラレル100GbEメトロファイバーネットワーク上でグローバルに構築されています。

CloudFrontは、ネットワークの状態を自動的にマッピングし、ユーザーのトラフィックに応じて最もパフォーマンスが高いところへルーティングしてくれるのです。

高い安全性

Amazon CloudFrontは、PCI DSS、ISO/IEC、SOC 1/2/3、FedRAMPModerate、HIPAAなどのセキュリティコンプライアンス認定を取得しています。そのため活用することで、ネットワークレベルとアプリケーションレベルが保護され高い安全性が確保できるのです。

また脅威となっているサイバー攻撃対策としてAWS Shield Standard、AWS Shield Advanced 、 AWS Web Application Firewall(WAF)、Amazon Route 53などのサービスとシームレスに連携しDDoS攻撃などに対抗することができます。

高い可用性

Amazon CloudFrontでは、コンテンツのオリジナルを配置するオリジンサーバーとグローバルな範囲で設置されたエッジサーバーで保管し、ケースに合わせて配信元を分散することで、高い可用性を実現しています。

さらにシステム障害の発生時リスクに備え、冗長性向上としてオリジンサーバーにEC2 インスタンス、Amazon S3 バケット、メディアサービスなどのサービスなど複数のAWSオリジンを使用でき、AWS以外のオンプレミスのHTTP サーバーを使うことも可能です。

参考資料

https://aws.amazon.com/jp/cloudfront/