Amazon Elastic Transcoderとは?動画ファイルを変換する


Amazon Elastic Transcoderは、廃盤になる方向らしく、AWS Elemental Media Convertへの移行が推奨されています。

Amazon Elastic Transcoderの概要

Amazon Elastic Transcoderは、動画ファイルをパソコンやスマートフォン、タブレットなどで再生可能なフォーマットに変換するサービスで、動画変換に関わる一連の運用や管理を自動で処理し、簡単に作業をすすめることができます。(現在は新規の使用は非承認で、AWS Elementalシリーズの使用が推進されています。)

Amazon Elastic Transcoderを活用することで、複数の動画ファイルからハイライト部分をチョイスしてひとつの動画を作成したり、字幕の埋め込み、ウォーターマークの挿入なども可能となります。

Amazon Elastic Transcoderの利点

簡単に使用できる

Amazon Elastic Transcoderは専門的な知識がなくてもAWS上で簡単に変換作業を操作できます。パソコンやスマートフォン、タブレットなどで再生可能なフォーマットに変換するほかにも、Amazon Kindle Fire HDやApple ipod touchなどで再生可能なファイルの作成も可能です。

スケーラビリティに優れている

Amazon Elastic Transcoderは、作業量の大きさに応じてシームレスに対応することができるように設計されたスケーラビリティに優れたサービスです。

Amazon Elastic Transcoderは 、Amazon S3、Amazon EC2、AmazonDynamoDB、Amazon Simple Workflow(SFW)、Amazon Simple NotificationService(SNS)など他のAWSサービスと連携しスケーラビリティを高めます。

Amazon Elastic Transcoderを使用すると、複数のフォーマット変換を同時に処理ができ、大量な作業やサイズが大きなファイルでも迅速に処理します。

コストパフォーマンスに優れている

Amazon Elastic Transcoderの料金は動画ファイルの変換後の再生時間を基本として計算されます。つまり、変換前の動画入力が40分の動画ファイルを変換して、30分の動画ファイルを作った場合は、出来上がった動画ファイルの再生時間である30分の変換処理に対して料金が計算されることになり、コストパフォーマンスに優れています。

管理を必要としないマネージドタイプ

Amazon Elastic Transcoderは、クラウド上で実行するマネージドタイプのサービスのため、動画ファイルの変換に関わるシステムのスケーリングや運用・管理は、すべてシステムに任せることができ、より動画ファイルの品質に関わることができます。

安全性に優れている

Amazon Elastic Transcoderでパソコンやスマートフォン、タブレットなどで再生可能なフォーマットに変換された動画ファイルは、Amazon S3で保管され、安全に使用できます。また、AWSで蓄積されたセキュリティのベストプラクティスを使うことができるため高い安全性が期待できます。

他のAWSサービスとの連携したスピーディーな配信

Amazon Elastic Transcoderは、Amazon Glacier、Amazon S3、Amazon CloudFrontなど、ほかのAWSサービスと連携して効率よく変換、保存、配信、モニタリングがおこなわれます。

参考資料

https://aws.amazon.com/jp/elastictranscoder/