AWS IoT Device Managementの概要とメリット


AWS IoT Device Managementの概要

AWS IoT Device Managementは、膨大な数のIoTデバイスの登録、編成、モニタリング、リモート管理を、簡単かつ安全に行うことができるサービスです。これによりユーザーが、アクセスのセキュリティ保護、正常性の監視、問題の検出とリモートからのトラブルシューティング、およびソフトウェアやファームウェアの更新の管理などが不要になります。

AWS IoT Device Managementでは、接続されたデバイスを個別に、または一括して登録し、簡単にアクセス権限を管理して、セキュアな状態を保つことができます。

また、フルマネージドのウェブアプリケーション使用することで、デバイスの整理、デバイス機能のモニタリングとトラブルシューティング、フリートのIoTデバイスの状態のクエリ、および無線によるファームウェア更新の送信が可能です。

AWS IoT Device ManagementはデバイスタイプとOSに依存しないため、すべて同じサービスを使用し、制約のあるマイクロコントローラーからコネクテッドカーまでさまざまなデバイスが管理できます。AWS IoT Device Managementにより、フリートの規模をスケールし、大規模で多様なIoTデバイス管理のコストと労力を削減できます。

AWS IoT Device Managementのメリット

AWS IoT Device Managementを使用すると、デバイス名、種類、製造年、証明書、アクセス、アクセスポリシーなどのデバイス属性を安全IoT Registrに一括で登録し、それらの属性をデバイスに割り当て、大量の接続デバイスの使用をすばやく開始できます。

また、デバイスをグループ分けし、それぞれのグループに対してアクセスポリシーを管理できます。そのため、ビル内で操作するすべてのデバイスにファームウェア更新をデプロイする、デバイス間の通信方法を定義するなどの、ビジネスやセキュリティの要件に応じて、デバイスを簡単に追跡、操作、管理できます。

そして、AWS IoT Device Managementでは、デバイスフリート全体から、ほぼリアルタイムであらゆるIoTデバイスを速やかに探し出すことを可能にします。デバイスID、デバイスの状態、およびデバイスのタイプなどの属性の組み合わせに基づいてデバイスを簡単に見つけて、対処したり、トラブルシューティングを行ったりすることができます。

さらに、AWS IoT Device Management によって、デバイスフリートの正常性を簡単に維持できるようになります。AWS IoT Device Managementを使用すれば、デバイスを業務地にデプロイした後でも、デバイスで実行しているソフトウェアをリモートで更新できるため、常に最新のソフトウェアをデバイスで実行できます。

まとめ

AWS IoT Device Managementは、IoTデバイスを大規模に登録、編成、モニタリング、およびリモート管理する際に役立ちます。AWS IoT Device Managementは AWS IoT Coreと統合して、簡単にデバイスをクラウドや他のデバイスに接続するため、フリートをリモートに管理できます。そのため、最新ソフトウェアのバージョン、デバイスの新しいファームウェア更新などの無線による更新も簡単です。

参考資料
https://aws.amazon.com/jp/iot-device-management/

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