WEBアプリ開発の流れ
実際のWEBアプリ開発の流れを詳しく解説していきます。
WEBアプリの開発には制作フローをしっかりとイメージできているかいないかで、開発にかかる期間も労力も大きく変わってきます。
ここではアプリでどんなことをしたいかを考える段階からアプリ公開までの流れを説明するので、ぜひあなたが作りたいアプリをイメージしながらご覧ください。
【WEBアプリ制作の流れ】
①WEBアプリを考える
②WEBアプリの大まかな概要を決める
③WEBアプリの仕組みを知る
④開発言語とフレームワークを決める
⑤開発言語とフレームワークを勉強する
⑥開発を始める
⑦アプリを公開する
基本的にはどんなWEBアプリを制作する場合でもこの流れで行っていきます。
WEBアプリ開発は設計段階が最も大切になるので、時間を十分かけて行っていきましょう。
①WEBアプリを考える
まずはWEBアプリで行いたいサービス内容を考えます。
どんな人のどんな悩みを解決したいのか?
何に役立つサービスにしたいのか?
そのアプリが開発できればどれくらいの人が使用するのか?
WEBアプリを作る上で1番大切な根幹の部分になります。
なるべく深く構想を練り、アプリが提供できるベネフィット、USPをメインに置いて案をたくさん出していきましょう。
②WEBアプリの大まかな概要を決める
次にWEBアプリの大まかな概要を決めていきます。
概要とはアプリの設計のことで、どういった画面構成で、どんな機能を実装するのかを詳細に決めていきます。
WEBデザインのできる方はユーザーが使いやすいアプリにするために見た目の設計までこの段階で行うと良いです。
使用する言語が決まっていなくても、見た目のUIは決めてしまっても問題ありません。
また、ユーザーが行うアクションによって、どの画面に変わり、どういった結果になるのかを設計していきましょう。
③WEBアプリの仕組みを知る
WEBアプリの開発には、どういった仕組みでサービスが動くのかを知る必要があります。
まずWEBアプリにはクライアントサイドとサーバーサイドの2種類が協同して動いています。
クライアントサイドは私達ユーザーが目で見る事ができる、WEBアプリ上の見た目の部分をさします。
YouTubeやTwitterといったアプリのデザインなどは全てクライアントサイドの言語で作られています。
具体的にはHTML・CSS・JavaScriptという言語を使用し、見た目のデザインを整え、アプリに動きをつけることもできます。
次にサーバーサイドは先ほど解説したWEBアプリ開発に必要な言語を用いて作られています。
サーバーサイドの役割はクライアントサイドで入力された内容をサーバー側で処理し、データを保存したり、返答することです。
WEBアプリの豊富な機能はサーバーサイドの働きによって行われています。
④開発言語とフレームワークを決める
クライアントサイドはHTMLで文章や画像の構造を決め、CSSで文章や画像の装飾、配置を決めていきます。
JavaScriptではアプリ上の動きをつける事ができ、新しいユーザーアクションを生み出す事が可能です。
また、データベース管理する言語としてSQLがあります。
SQLはWEBアプリで使用するデータを管理保存し、必要な時に取り出したりする事ができます。
サーバーサイドでは先ほど解説したWEBアプリ開発に必要な言語の中から、作りたいサービス内容を考えた上で決めていきます。
言語毎の有名なフレームワークとしては、Ruby=Ruby on Rails、PHP=LaravelやCakePHP、Python=DjangoやFlaskなどがあります。
フレームワークを活用すれば、アプリ開発で頻繁に使用するコードを簡単に書く事ができ、開発効率を何倍にも高める事ができるので、言語を決めたら、使いやすいフレームワークを選んでみてください。
⑤開発言語とフレームワークを学習する
開発に使用する言語を決めたら、学習していきましょう。
クライアントサイドの言語であるHTML・CSS・JavaScriptはサーバーサイド言語よりも簡単に学習する事ができます。
サーバーサイド言語のRuby・PHP・Pythonは初心者が一人でアプリを作れるようになるまでかなりの学習時間が必要になります。
無料のプログラミング学習サイト、もしくは有料のプログラミングスクールに通い半年ほど学習を重ねれば、簡単なアプリを作れるようになれるはずです。
言語の基礎を学習した後はフレームワークで様々なチュートリアルに挑戦し、手を動かしながらアウトプットを続けてみて下さい。
⑥開発を始める
設計と使用する言語が決まったら、いよいよ開発を初めていきます。
アプリ開発を行う場合はコードがぐちゃぐちゃにならないように、簡単に実装して形になる箇所から書いていくのをおすすめします。
まずは必要最低限の機能が動くようになるようにしていき、後から改良を進めていきましょう。
⑦アプリを公開する
開発が完了し、アプリが動作するようになったらネット上のアプリを公開していきます。
スマホアプリと違い、WEBサイトを作成する時と同じようにドメインを取得し、サーバーにアップロードを行います。
サーバーにアップロードを行った後は、実際にアプリを使用し正常に動作するのかをチェックしましょう。