Webサーバのクラスタリング構成をするにあたってコンテンツの運用の利便性や内容、負荷分散を重視するのか?冗長化を重視するのか?いくつか検討する事項があります。ちょっとメモします。
■負荷分散構成+冗長化構成
機能:rsync(ディレクトリやファイルをコピーが出来る。)
メリット:負荷分散構成と冗長化構成が出来る。
デメリット:ファイル数が多いサイトに向かない。コンテンツの同期設定が必要である。
■負荷分散構成
機能:NFS(ファイル共有システム)
メリット:rsyncのようにデータコピーしないのでファイル数が多いサイトなどに向く。コンテンツの同期設定が必要無い。
デメリット:NFSが落ちると全て落ちる
■冗長化構成
機能:DRBD(指定したパーティションをネットワーク上でミラーリングすることが出来る。)
メリット:自動フェールオーバー可能でダウンタウン0を目指せる。
デメリット:負荷分散機能がないため、負荷が高まるとマスターサーバのレスポンスが低下する。
上記ですがロードバランサーが別途必要です。
(意味)
負荷分散とは、一台で処理できないものを複数台で処理するようにする事。
冗長化とは、一台が落ちても大丈夫なようにする事。
投稿者プロフィール
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株式会社スカイアーチネットワークス
代表取締役社長 江戸達博
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